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【エアドゥ】手荷物の機内持ち込みルール|サイズや重さ、個数について徹底解説

2022年01月28日

AIRDO(エアドゥ)では、手荷物の機内持ち込みについてさまざまなルールを定めています。

手荷物の数量やサイズには制限があり、オーバーすると別途料金が発生することもあるため、搭乗前に手荷物に関する基本ルールを知っておく必要があるでしょう。

「エアドゥの機内に持ち込みできる手荷物は何個まで?」
「アルコールやスプレーの持ち込みに制限はある?」

このような疑問を解消するため、この記事ではエアドゥに搭乗する際の手荷物の機内持ち込みのルールについてわかりやすく解説していきます。

機内持ち込みできる手荷物の重量は何キロまで?

エアドゥでは、手荷物の機内持ち込みについて以下のルールを定めています。

ハンドバッグ・リュック・カメラ・傘などの身の回り品のほかに、手荷物の3辺の和が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、かつ重量が10kg以内のもの1個

参考: https://www.airdo.jp/departure/baggage/carry-on-baggage/

このサイズを超える荷物やスーツケースは、保安検査場を通る前に手荷物専用カウンターに受託手荷物(機内預け入れ手荷物)として預けなければなりません。

また、上記サイズにおさまる手荷物でも、客室に収納できないと判断された場合は受託手荷物となることがあります。

規定サイズを超えた壊れやすい手荷物の扱いについて

エアドゥが定める機内持ち込みのサイズを超え、かつ楽器や絵画などの壊れやすい手荷物がある場合は、特別旅客料金を支払って荷物用の座席を確保すれば、機内へ持ち込むことができます。

特別旅客料金は全路線共通で1席あたり11,500円です。

特別旅客料金の予約・購入・変更は、エアドゥの予約案内センターか空港カウンター、または旅行会社に問い合わせが必要です。

特別旅客料金の取り消しや払い戻しについては以下を参考にしてください。

手数料 払い戻しの有効期限
出発時刻までの取り消し 払い戻し手数料400円(税別) 特別旅客料金券の有効期間の翌日から30日以内
出発時刻を過ぎてからの取り消し 取り消し手数料4,000円(税別) 特別旅客料金券の利用予定日の翌日から30日以内

機内持ち込み・預かり不可の荷物

機内持ち込みができない物品は以下の通りです。

物品の例
火薬類 花火、クラッカー、弾薬など
高圧ガス類 ガスライター、酸素ボンベなど
引火性の液体 塗料、接着剤など
可燃性物質 金属粉末、活性炭など
酸化性物質 化学酸素発生器、過酸化水素水など
毒物 殺虫・殺菌財、農薬、医療系廃棄物など
放射性物質 放射性同位体を含む薬品など
腐食性物質 硫酸、鉛蓄電池など
その他の有害物質 ドライアイスなど

具体的には、ヘリウムガス入りの風船や加熱式のお弁当、ライター用のガスオイルなどが該当します。

これらの物品は航空法で危険物とみなされており、預け手荷物として輸送することもできません。

燃えやすいものや爆発の可能性があるものを持ち込んだ場合、処罰の対象となるため注意しましょう。

機内持ち込み・預かりに制限がある荷物
以下の物品は、サイズや重量に制限はありますが機内持ち込みや預かりができるものの一例です。

①ライター

ライターは、小型かつ携帯用であれば1人につき1個まで持ち込みが可能です。

ただし、衣類のポケットに入れるなどして肌身離さずに持ち込む必要があります。

詳しい制限については以下を参考にしてください。

種類 機内持ち込み 預かり
使い捨てのガスライター ×
オイルライター(綿の吸収剤が入ったもの)
未使用品に限り預かり可
オイルタンク式ライター(綿の吸収剤が入っていないもの) × ×
プリミキシングライター(ターボライター、葉巻用ライター、ジェットライター、ブルーフレームライターなど) × ×

プリミキシングライターとは、着火時に青色で強い炎を放つライターのことです。

ライター以外に、喫煙の目的であれば安全マッチも1人1個まで持ち込みできます。

②アルコール飲料

度数が70%を超えるアルコール飲料は機内持ち込みができません。

70%以下のものであれば5リットルまで、24%以下のものは数量に制限なく機内持ち込みが可能です。

③スプレー

スプレー類は、化粧品や医薬品に該当するものであれば機内持ち込みが可能です。

具体的には、

  • ヘアスプレー
  • 制汗スプレー
  • シェービングフォーム
  • 殺菌・消毒スプレー
  • 冷却スプレー
  • 虫除けスプレー
  • 花粉ガードスプレー

などが該当します。

持ち込みできる容量は、1容器あたり0.5kgまたは0.5Lまで、1人あたり2kgまたは2Lまでという制限があります。

さらに、中身が漏れないようキャップがついているものか、噴射弁が保護されているものでなければなりません。

その他のスプレー類(日用品やスポーツ用品など)は、高圧ガス類および引火性の液体などの危険物にあたるため、機内持ち込みも預かりも不可です。

持ち込みも預かりもできないスプレーには、以下のようなものがあります。

  • 殺虫・害虫駆除スプレー
  • 塗料スプレー
  • スプレーのり
  • スポーツ用品のメンテナンス用スプレー
  • スキー・スノーボードのワックススプレー
  • スポーツ用の酸素スプレー

④ヘアアイロン

ヘアアイロンやヘアカーラーは、電池式のもの以外であれば機内持ち込みも預かりも可能です。

電池式であっても電池が本体から取り外してあれば、機内持ち込みも預けることもできますが、電池自体は預けることができないので、機内に持ち込むことになります。

また、ガス式のヘアアイロンについては、安全カバーがしっかりと取り付けられていることが機内持ち込みと預かりの条件となっています。

詰め替え用のガスカートリッジは危険物に該当するため、機内持ち込みも預けることもできません。

⑤電池および一般電子機器

電池が内蔵された電子機器は、リチウムの含有量やワット時定格量(Wh)によって機内持ち込みのルールが異なります。

スマートフォンや携帯電話、パソコンやカメラなどの電子機器を持ち込む場合は、以下を参考に機内持ち込みが可能かどうかを確認しておきましょう。

リチウム電池(リチウム含有量) リチウムイオン電池(ワット時定格量) 機内持ち込み 預かり
2g以下 160Wh以下
2gを超えるもの 160Whを超えるもの × ×

電子機器の充電やWi-Fi機能を搭載したスマートバゲージは、電池の取り外しができるものに限り機内持ち込みも預かりも可能です。

取り外した電池は預かり不可なので、必ず機内も持ち込みましょう。

電子機器を預ける場合、電源は完全にオフにしてください。また、損傷を防ぐため衣類などでしっかり梱包しましょう。

⑥電子タバコ

アイコスやグローなどの電子タバコは、機内持ち込みは可能ですが預けることはできません。

当然ですが、機内での使用は禁止されています。

⑦その他

上記以外で機内持ち込みと預かりに制限がある物品は以下の通りです。

除菌・消毒用製品

肌に直接つけられる消毒液や拭き取り・スプレータイプの除菌製品は、化粧品類に該当するので機内持ち込みが可能です。

ただし、使用時に亜塩素酸ナトリウム水溶液が発生する空間除菌製品(腐食性物質に該当)は機内持ち込み、預かりともに不可です。(例:大幸薬品クレベリン)

液体バッテリー

機内持ち込みはできますが、預かりは不可です。

また、種類や容量によって取り扱いが違うため、エアドゥへ事前に確認しておくことをおすすめします。

注射器

インシュリン注射などで使用する自己注射器は、機内持ち込み、預かりともに可能で、機内で使用することもできます。

ただし、保安検査場で注射器を持ち込むことを必ず申告してください。

ペット

犬、猫、小鳥、小動物(リス、ハムスターなど)は、出発空港で同意書を提出すれば預けることができます。

ペットの預かり料金は、ペットのサイズや体重にかかわらず1区間あたり6,000円です。

ペットを預ける場合は、出発時刻の30分前までに手続きを済ませてください。

また、小型の魚類(金魚程度の大きさ)、カメ(10cm程度)、昆虫は、係員が以下の条件を満たしていることを確認できた場合のみ機内持ち込みが可能です。

  • 逃げ出したり水漏れしたりする恐れがない
  • 3匹以内である
  • 鳴かない(キリギリスやスズムシはNG)
  • 前の座席下に収納できる状態で梱包されている
  • カゴや容器のサイズが幅30cm×高さ22cm×奥行20cm以下である
  • 発電装置付きポンプなどが装着されていない

なお、カメ以外の爬虫類(トカゲ、ヘビなど)や両生類(カエル、ウーパールーパーなど)は機内持ち込みも預けることもできません。

機内持ち込み不可の荷物(預かりは可能)

凶器として利用される恐れのある以下の物品は、航空法により機内への持ち込みができません。

  • 刃物(ナイフ、はさみなど)
  • 工具
  • バット、ゴルフクラブなど
  • 先が尖ったもの

ほかの方が誤認する可能性がある、または恐怖心を与える可能性のあるもの(おもちゃの銃やナイフなど)も機内に持ち込みできません。

預かり不可の荷物

エアドゥは、貴重品や壊れやすい物品の預かりを行なっていません。

以下の物品は身の回り品として機内に持ち込んでください。

  • 現金
  • 貴金属、宝石類
  • 有価証券
  • 高価なもの(美術品、骨董品など)
  • 時計
  • カメラ、パソコン

機内持ち込みのサイズを超える美術品や骨董品などは、特別旅客料金(1席あたり税別11,500円)を支払い、別途座席を確保する必要があります。

食べ物やペットボトル飲料の機内持ち込みについて

飲食物の機内持ち込みに大きな制限はありません。

ただし、ペットボトルや水筒に入れた飲み物は、座席上の収納棚ではなく座席前のシートポケットにて保管してください。

これは、液体を入れた容器が気圧の変化によって膨張し、水漏れするのを防ぐためです。

また、保安検査場を通過する前に入手したペットボトル飲料は、保安検査場にて検査されます。

化粧水などの液体の機内持ち込みについて

化粧水や香水などの液体は、1容器あたり0.5kgおよび0.5L、1人あたり2kgおよび2Lという制限内であれば機内持ち込みが可能です。

まとめ

飛行機を利用するにあたり、自分の手荷物が機内に持ち込めるか心配される方は多いでしょう。

機内持ち込みができないものは保安検査場で没収され、残念なことに所有者へ返却されることはありません。

エアドゥでは手荷物についてさまざまなルールを定めているので、機内持ち込みできるかどうかを確認してから荷造りするのがいいでしょう。

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