スカイマーク国内線の悪天候による欠航の際のキャンセル・払い戻し・予約変更方法とは

旅行や出張で飛行機を利用する際、搭乗予定日に台風や降雪などの悪天候が予想されると、飛行機が欠航にならないか心配になりますよね。
実は、国土交通省が発表している航空会社の欠航率によると、実際に欠航になっているのは、わずか1％ほどしかなく、欠航することはほとんどありません。
スカイマークでは、出発地と到着地の天候や滑走路の風速・風向きなどを考慮した上で、欠航するか否かを決定します。
しかし自然災害は、いつどこで、どのくらいの規模で起こるかわかりません。万が一、搭乗予定の飛行機が欠航しても慌てないように、しっかり手続きの方法をチェックしておきましょう。

悪天候の影響により便が欠航になるまでの流れ

スカイマークでは、悪天候が予想されるとき、出発地または到着地の天候が、運航へ影響を与えるかどうかを調査する「天候調査」を行います。
そして、天候調査の結果、運航に問題がない場合は「通常運航」、出発地への引き返しや、他空港への着陸などの可能性がある場合は「条件付き運航」、悪天候が運航に大きな影響を及ぼすと判断された場合は「遅延」もしくは「欠航」となります。

スカイマークの運航状況の確認方法

スカイマークの運航状況は、スカイマークのホームページやe-mail、iPhone専用のアプリケーション「Passbook/Wallet」にて確認することができます。
スカイマークのホームページで確認する場合は、「発着案内・運航状況」で、区間・搭乗日を指定して確認してください。
欠航決定のタイミングは天候の状況によって異なるため、こまめにチェックするようにしましょう。
欠航の対象となる便が決定すると、TOPページに「特別なお知らせ」として掲載されます。
また、事前に欠航や１時間以上の遅延が決定した場合には、予約時に登録したメールアドレス宛てに連絡が入るので、こちらもよく確認しましょう。
この他、iPhone専用のアプリケーション「Passbook/Wallet」をインストールしてあれば、予約便の運航状況や出発時刻に変更があると通知がきます。

欠航が決定している便の航空券の取り扱い

欠航が決定すると、払い戻し手数料・取消手数料無料で、航空券の「払い戻し」もしくは「スカイマーク便同一区間における予約変更（振替）」が可能になります。
こうした払い戻しおよび予約変更の対応は、悪天候が見込まれるもののまだ欠航が決まっていない場合や、天候調査中、条件付き運航の場合も対象となります。
手続きは、ウェブサイト・予約センター・空港カウンターで行うことが可能です。
また、欠航証明書が必要な場合は、空港カウンターで発行してもらうことができますが、空港に足を運べない場合は、予約センターでも対応してもらえますので、問い合わせてください。
さらに、航空券の有効期間は、有効期間満了日の翌日から起算して、30日間延長されます。
ただし、運賃種別によって有効期間は異なりますので注意してください。
予約変更不可運賃（ダッシュいま得・いま得・SKYセール・U21直前割・シニアメイト1）の有効期間は、当初の搭乗予定日から起算して30日以内です。
一方、予約変更可能運賃（大人普通運賃・小児普通運賃・障がい者割引運賃・たす得）の有効期間は、航空券発行の日およびその翌日から起算して270日+30日以内となります。
なお、「いま得」などの予約変更不可運賃は、通常であれば変更も払い戻しもできませんが、悪天候が理由で欠航・遅延したときは、手数料無料で予約便の変更、もしくは航空券の全額払い戻しをすることが可能です。

欠航時のウェブサイトでの払い戻し方法や予約変更（振替）方法

ウェブサイトでの手続きは、予約便の出発予定時刻を過ぎた後でも、出発予定日から10日以内であれば払い戻し・変更が可能です。
また、予約変更（振替）に関しては、1回のみとなっているので注意しましょう。

ウェブサイトでの「払い戻し方法」は以下の通りです。

1．スカイマークホームページのTOPにある「確認・購入・変更」タブから「変更・追加・取消（払戻）」を選択する
2．「予約番号から確認」の項目に搭乗日・便名・予約番号・搭乗者氏名を入力する
3．予約内容の表示画面で「搭乗者の取消」「搭乗便の取消」「ご予約の取消」のいずれかを選択し、必要事項を入力する
4．内容確認画面に「払戻に伴う払戻手数料および取消手数料はいただきません」と表示されていることを確認した上で取消を確定する

また、ウェブサイトでの「予約変更（振替）方法」は、以下の通りです。

1．スカイマークホームページのTOPにある「確認・購入・変更」タブから「変更・追加・取消（払戻）」を選択する
2．「予約番号から確認」の項目に搭乗日・便名・予約番号・搭乗者氏名を入力する
3．予約内容の表示画面で「搭乗便の変更」を選択する
4．搭乗したい便を選択し、必要事項を入力する
5．変更内容の確認画面に「※変更に伴う差額はいただきません。※WEBサイトからの変更は1回に限り可能です。」という表示を確認した上で変更を確定する

なお「欠航便（悪天候により影響が見込まれる便）の振替手続き完了後の追加・変更・取消はできません」という文言が表示されている場合は、予約センターもしくは空港カウンターに問い合わせてください。

欠航時のスマートフォンサイトでの払い戻し方法や予約変更（振替）方法

スマートフォンサイトでの手続きも、出発予定日から10日以内であれば予約変更・取消が可能です。
また、予約変更（振替）ができるとのは、ウェブサイトと同じく1回のみとなっているので、注意しましょう。

スマートフォンサイトでの「払い戻し方法」は以下の通りです。

1．スカイマークホームページのTOPにある「確認・購入・変更」タブから「変更・追加・取消（払戻）」を選択する
2．「予約番号から確認」の項目に搭乗日・便名・予約番号・搭乗者氏名を入力する
3．予約内容の表示画面で「取消」「全取消」「一部搭乗者取消」のいずれかを選択し、必要事項を入力する
4．取消内容の確認画面で「払戻に伴う払戻手数料および取消手数料はいただきません」と表示されていることを確認しが上で「取消確定」をタップし取消を確定する

また、スマートフォンサイトでの「予約変更（振替）方法」は、以下の通りです。

1．スカイマークホームページのTOPにある「確認・購入・変更」タブから「変更・追加・取消（払戻）」を選択する
2．「予約番号から確認」の項目に搭乗日・便名・予約番号・搭乗者氏名を入力する
3．予約内容の表示画面で「変更」を選択してから搭乗したい便を選び、必要事項を入力する
4．変更内容の確認画面で「※変更に伴う差額はいただきません。※WEBサイトからの変更は1回に限り可能です。」と表示されているのを確認し変更を確定する

旅行会社で購入した航空券の払い戻し方法や予約変更（振替）方法

旅行会社で購入した航空券を払い戻す場合は、購入した店舗で払い戻し手続きを行います。
ただし、スカイマークのウェブサイト・ 予約センター・空港カウンターで、便の取消手続きをすることも可能ですが、この場合、便を取消後、払戻期限内に購入店舗に問い合わせてください。
また、予約変更（振替）をする場合は、購入店舗またはスカイマークのウェブサイト・ 予約センター・空港カウンターで手続きをすることができます。

往復予約の航空券の払い戻し方法や予約変更（振替）方法

往復で予約していた航空券が、悪天候により欠航になった場合は、手数料無料で、復路便および往路便の予約変更または払い戻しを行います。
欠航に該当していない往路便または復路便の変更（振替）や払い戻しにも対応してもらえるので、予約センターまたは空港カウンターに問い合わせてください。
なお、ウェブサイトで手続きすると、往復予約の「全旅程取消」の手続きのみとなるので、注意しましょう。
往路が欠航対象便の場合は、出発予定日から10日以内、復路が欠航対象便の場合は、往路の出発予定時刻前までに、手続きを完了させてください。

まとめ

台風や降雪などの悪天候による欠航に関しては、運賃種別に関係なく、払い戻しや予約変更してもらえます。
ただし、予約変更可能運賃と不可能運賃では、有効期間に違いがあるので、よく確認して、間違いのないようしっかり手続きをしましょう。
また、欠航時の振替は、他の乗客も利用するということを忘れてはなりません。
対応が遅れてしまうと、希望の便が早々に埋まってしまう可能性があるため、欠航が決まった際は、迅速な行動をとることが希望通りに手続きできるポイントとなります。
欠航になった場合のキャンセル・払い戻し・予約変更方法を事前に確認して、万が一の際にスムーズに対応できるようにしておきましょう。