徹底比較!広島へ行くのに飛行機・新幹線・バス、どちらがお得?
2022年07月5日
東京から広島を訪れるとき、もっともお得な交通手段は何でしょうか?ここでは、ポピュラーな3つの交通機関(飛行機・新幹線・バス)を、運賃や所要時間、アクセスの良さなどの点から比較していきます。
所要時間の短さが魅力の飛行機は、早めの予約で約3分の1の費用に
羽田空港から広島空港へは、毎日ANAとJALの2社から合計20便近い飛行機が運行しています。片道所要時間は1時間20分ほどで、ハイシーズンを除いた通常の運賃は3万5,000円ほど。しかし、28日以上前の予約なら、各社の「早割チケット」を利用すれば1万2,000円あまり、約3分の1まで安くなりますので、旅の予定が早めに決まっている場合は大変お得です。
広島空港から県内各地へはリムジンバスが発着しています。広島駅まで所要時間は45分、料金は1340円です。呉駅までの料金は同じく1340円で、所要時間は1時間ほど。福山駅までは1時間あまりで、運賃は1350円になります。
県内の5か所に停車する新幹線は、旅の予定の立てやすさがポイント
東京駅と広島駅を結ぶ東海道新幹線と山陽新幹線。広島駅以外の停車駅は、福山・新尾道・三原・東広島です。新尾道・三原・東広島へは、福山でこだまに乗り換える必要があるものの、目的地の最寄り駅まで直接行ける手軽さがあります。
所要時間は約4時間、運賃は1万8,000円ほどです。時期による値段の変動が少ないうえに、本数も多いため、急な予定変更にも対応できるのがメリットと言えます。
幅広い降車地から選べる夜行バスはローカルな目的地に有利
夜行バスを利用した場合、安いものでは5,400円から、高いものでは1万円以上になります。経由地もさまざまで、岡山県を通るものや、広島を経由した後に島根県西部や山口県に入るものも。広尾や福山、西条昭和町、広島大学など、最寄りの降車地に合わせて便を選びましょう。
およそ12時間、半日以上車に揺られての長旅は、なかなかの体力勝負です。車内で快適に過ごせるようにトイレやひざ掛け、コンセントなど設備が充実している便もありますので、予約の前にチェックしておきましょう。
ちなみに県内の交通手段は…?見どころが分散されている観光の注意点
広島市内は市電も通っており、広島駅からオフィス・ショッピング街である大手町や原爆ドーム、球場や宮島などへのアクセスも問題ありません。
ところが、呉や西条、福山など、市外の移動は意外に困難です。ローカル線や路線バスは通っていても、本数が少ないうえに距離もあるので、数か所を回る際には時間がかかります。観光の前に、しっかり予定を立てておきましょう。
総合的に見れば、コスパのいい手段は、飛行機という結果になりました。広島市内や倉敷市周辺に用事があって、28日前にスケジュールが決まっているなら、早割を利用しない手はありません。