おすすめの航空券の買い方とは?飛行機のチケットを安く買う方法
2022年08月18日
旅行や出張で飛行機を利用する際、どのようにチケットを手に入れていますか?
いろいろな方法がありますが、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、
チケットを大幅に安く手に入れることができます。
そこでこの記事では、国内線の航空券を激安で手に入れるための、さまざまな手段を紹介します。
面倒な手間をかけず、誰もが簡単にできる方法をお伝えするので、知らないと損をするかもしれません。
飛行機によく乗る方はもちろん、あまり頻繁には乗らない方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
おすすめの買い方:金券ショップを利用する
まずは、街のチケットショップを覗いてみましょう。
チケットショップは金券ショップというイメージが強いため、商品券やプリペイドカードばかりが並んでいると思われがちですが、近年は航空券が主力商品となっているお店も少なくありません。
特に、国内線の航空券であれば、通常の半額以下で購入できることもあるため、1度は訪ねてみることをおすすめします。
金券ショップなら株主優待券がおすすめ
金券ショップに並んでいる航空券の中では、株主優待券がおすすめです。
株主優待券とは、文字通り、株主に対し航空会社が贈る割引チケットのことで、JAL、ANA、スターフライヤーで発行されています。
料金は普通運賃の約半額と割引率が高く、シーズンに関係なく、いつでも利用できるのがメリットです。
出発当日であっても利用可能なため、急な用事で飛行機に乗らなければならなくなった方は、ぜひ金券ショップで探してみてください。
初めての方なら早割を利用がおすすめ
金券ショップの利用より確実に激安チケットを手に入れられる方法が、早期割引サービス、いわゆる「早割」の利用です。
チケットの料金は、予約する時期によって大きく変わります。
各航空会社では、搭乗日の数ヶ月~2週間前の予約で料金を大幅に割り引く早割サービスを実施しており、航空券を初めて買う方や、旅行に慣れている多くの人がこのサービスを利用しています。
割引率は、予約する時期が早ければ早いほど高く、利用予定日の1か月前の予約で半額以下、75日前の予約では8割引になることさえあります。
旅行の予定が固まった時点で、すぐに予約をとるよう心がけましょう。
早割利用はキャンセル・変更に注意
料金が激安であることから人気の高い早割ですが、利用の際は少し注意が必要です。
「早く予約を入れたがスケジュールの調整がつかなかったため、予約便を変更したい」という場合、予約した便をキャンセルして、新たに予約を入れ直さなければなりません。
普通運賃のチケットであれば、予約は変更できますが、早割の場合は変更できません。
予約便をいったんキャンセルしなければならず、キャンセルには通常よりも高い手数料がかかります。
早割を利用するならできるだけ早く予約することが大切ですが、焦って予約しても後で変更ができないことをしっかりと理解しておく必要があります。
早割はできるだけ早く、なおかつ慎重に申し込みましょう。
直前予約なら旅行会社を利用する
急な用事で今日、飛行機に乗らなければならなくなった場合、先に述べた早割を利用することができません。
金券ショップに行っても出発当日に利用できる株主優待券が、たまたま売られていないこともあります。
出発直前のチケットを少しでも安く手に入れるには、旅行会社を利用するのがおすすめです。
旅行会社では、人気路線の航空券を早い段階で大量に押さえていることがあり、直前の予約であっても早割に近い値段で航空券を手に入れられる可能性があります。
また、宿と航空券がセットになっているプランを利用すれば、宿泊費も併せて大幅な割引が受けられます。
航空券だけの値段では、早割や金券ショップの方が安いのですが、宿泊費と合わせた費用では、旅行会社の方がずっと安いというケースが少なくありません。
特に、大手航空会社の航空券の場合、ホテルとセットで購入した方が、トータルの金額として大幅に安くなります。
急遽、1泊2日で出張や旅行に行かなければならなくなった方は、ぜひ利用してみてください。
航空券比較サイトを利用する
激安なチケットを探すのに最も手軽で有効な方法が、航空券比較サイトの利用です。
利用予定日、出発空港と到着空港を入力すると、その日、その区間で空席のあるチケットのすべてがズラリと表示されるので、一目で最安値のチケットが見つけられます。
また、手続きは全てインターネット上で行うため、24時間自分の都合のよい時間にチケットを予約できるのもメリットです。
最も値段の安いチケットを、自分で簡単に入手したい方には不可欠なアイテムといっていいでしょう。
片道ずつ最安値を買う
国内線の航空券の場合、往復で予約するのが一般的です。
しかし、少しでもチケット代を節約したいという方は、
航空券比較サイトで片道ずつ予約した方が安くなります。
例として、スカイスキャナーという航空券比較サイトを使い、東京(成田)~札幌(新千歳)の航空券の値段を、往復と片道で比較してみましょう。
人数:大人1人
クラス:エコノミー
発着便 | 片道ずつ予約で提示された 最安値 |
往復予約で提示された最安値 |
---|---|---|
成田発7:00 新千歳着8:40 ジェットスター | 4,919円 | 10,682円 |
新千歳発10:25 成田着12:00 ジェットスター | 4,919円 | |
合計金額9,838円 |
どちらも同じ便でありながら、往復予約で提示された最安値の金額は、片道予約で提示された最安値の金額の合計金額と一致せず、1,000円近く高くなっていることがわかります。
「往復料金の金額」と、「片道運賃を合計した金額」とが、一致することもあれば、
4,000円もの差が生じることもあります。
ですから「往復料金の金額」と「片道運賃を合計した金額」との間に、一定の法則性があるとはいえません。
しかし、両者の間に差が生じることがある以上、少しでも安くチケットを手に入れたいなら、手間はかかっても行きと帰りで片道ずつ最安値のチケットを予約した方がお得といえます。
複数の航空券比較サイトを利用する
航空券比較サイトは、今や数多くあり、同じフライトであってもサイトにより最安値の料金が異なります。
例えば、先にスカイスキャナーで調べた東京(成田)~札幌(新千歳)の航空券の値段を、トラベルコ、エクスペディアでも検索すると、それぞれ異なる最安値の料金が提示されていることがわかります。
人数:大人1人
クラス:エコノミー
スカイスキャナー | トラベルコ | エクスペディア | |
---|---|---|---|
成田発7:00 新千歳着8:40 ジェットスター | 4,919円 | 5,080円 | 5,350円 |
そのため、少しでも安い料金を望むなら、面倒ですが複数のサイトで調べた上で、最も安い料金が提示されているサイトで購入するのがいいでしょう。
LCCのセールを利用する
激安な航空券を求める上級者におすすめなのが、LCCのセールを利用することです。
LCCでは年に何回か不定期でセールを開催しています。
通常価格の半額から、中には1,000円などという、およそ航空券とは思えないような価格のものまで、一斉に販売されます。
航空会社にもよりますが、セールでおすすめなのは、夏休みの羽田~沖縄など繁忙期の人気路線のチケットです。
LCCは空席連動性といって、空席率が高いほどチケットが安くなるシステムを採用しています。
人気の高い便のチケットはすぐに空席がなくなってしまうので、このセールのタイミングで購入した方がお得です。
ただし、非常に人気の高いセールのため、いつ実施されるのか事前に情報を入手しておく必要があります。
セール開催の告知は、LCC各社の公式サイトで発表されるため、普段からこまめに各航空会社のサイトやSNSをチェックしておくか、セールの開催日を知らせてくれるメルマガに登録しておくのもおすすめです。
マイルを貯めて利用する
JALやANAの飛行機に、お得に乗ってみたい方におすすめなのが、マイルの利用です。
マイルは飛行機に乗るたびに付与されるため、普段あまり飛行機に乗る機会がない方にとっては縁がないと思うかもしれません。
しかし、飛行機に乗らなくても、マイルは日常生活で簡単に貯められ、貯まったマイルを航空券と交換できます。
チケットを割引価格で購入するのではなく、特典として入手できるため、まるで飛行機にタダで乗れるような気分が味わえるのが特徴です。
生活費の支払いをカードにするだけ
JALやANAには、アメックスやVISAなどクレジット会社と提携したメンバーズカードがあります。
このカードを旅先のホテルやレストランの支払いに使うだけでなく、普段の生活でも積極的に使用することで、知らないうちにマイルを貯めることができます。
ANAカードを例に解説してみましょう。
例えば毎月、飲食代に7万円、ショッピング代に4万円、光熱費に2万円、合計13万円を現金で支払っているとします。
これをすべてANAカードで支払うと、1年間で13万円×12カ月=156万円分のポイントが付くことになります。
このポイントをマイルに換算すると15,600マイルとなり、レギュラーシーズンであれば15,000マイルで東京~北海道の往復航空券に交換可能です。
1年間の生活費をすべてANAカードで支払うだけで、東京・北海道間往復の航空券と交換できるだけのマイルが貯まるのですから、大変お得といえます。
普段使いのクレジットカードとして利用するのがおすすめです。
各航空会社の割引制度を利用する
航空会社には、早割のほかにもさまざまな割引制度があります。
特に、大手航空会社は、条件に応じた割引制度が充実しているため、該当している場合は利用した方がお得です。
以下に、代表的な割引制度を記載します。
ただし、航空会社によって、名称や条件が異なったり、割引自体設けていなかったりすることもあるため、注意してください。
LCCでは荷物を少なく
LCCの機内座席に持ち込める荷物は、かばん2個まで、重さの合計が7㎏まで、と決まっています。
それ以上の個数あるいは重量のある荷物は座席に持ち込まず、機内の荷物預け室に預かってもらうことになり、オプションの料金がかかります。
LCCに搭乗予定で少しでも費用を抑えたいなら、荷物はできるだけ少なくするのが賢明です。
機内座席に持ち込めない荷物があるなら、空港で荷物を申告するのではなく、事前にネットで飛行機を予約する時に、一緒に荷物預けの手続きもしておきましょう。
空港で荷物を預け入れる時に手続きをすると、ネットで手続きをする場合の料金の2倍もかかってしまいます。
オプションの料金がかかるものは、できるだけネットで手続きしておくのが、LCCをお得に利用するコツです。
大手航空会社の場合は、荷物預けるのに料金はかかりません。
荷物が多い方は大手航空会社を利用するか、LCCを利用するなら荷物はあらかじめ配送することを検討してもいいでしょう。
まとめ:激安航空券を安く手に入れてお得な旅を
国内線の航空券を激安に手に入れる方法を紹介しました。
今回紹介した方法を利用すれば、LCCの格安航空券をさらに激安な値段で手に入れたり、通常運賃の高いJALやANAの料金をお得な値段で購入できたりします。
さっそく実践して、お得な国内旅行に出かけましょう。