訪日外国人にお勧めしたい観光スポット5選
2022年07月5日
これまで訪日外国人旅行者の定番観光ルートといえば、成田空港へ到着してから東京を拠点に富士山、そして大阪をめぐるコースでした。
しかし近年、この「黄金コース」以外にも、国内各地の空港へ海外から直接訪れる旅行者が増え、日本の観光ニーズはますます多様化しています。
2015年、とくに訪日旅行者数を伸ばした都道府県から、訪日外国人にオススメしたい観光スポット5選をお伝えします。
静岡県(熱海・伊豆)
静岡県の熱海は、前年比282.7%と2015年にもっとも訪日旅行者の数が伸びた観光地。
熱海といえば温泉をイメージしますが、海外でも人気を集める新鮮な海の幸がいっぱいの海が目の前に広がり、日本一の霊峰・富士の景観で知られる沼津や伊豆にもアクセス良好。
さらに一年を通じて開催されるサンビーチの熱海海上花火大会など、日本の魅力がぎっしり詰まった観光エリアです。
福岡県(博多)
『爆買い』で話題になったキャナルシティや、博多ラーメンやずらりと並んだ屋台などグルメの数々。
西日本最大の歓楽街・中洲から、櫛田神社をはじめとする歴史観光まで、あらゆるニーズに応えるスポット、福岡県博多市は、訪日外国人の定番人気観光スポットです。
天神の市街地まで至近の九州の玄関口・博多空港に加え、九州新幹線の全面開通で陸路も充実。
さらに2015年には博多港に寄港するクルーズ船の乗客も年間100万人を突破!
空、陸、海と海外からのアクセスに恵まれ、ますます発展が予想されるエリアです。
長野県(地獄谷野猿公苑)
静岡県の熱海と並ぶ温泉地、長野県で訪日外国人観光客から高い支持を受ける『地獄谷野猿公苑』は、日本旅行のガイドブックでは必ず取り上げられるほど著名な観光スポット。
多い日では、来園者の7割が、海外からの観光客で占められるそうです。
冬場、野生のニホンザルが温泉につかるユーモラスで姿は、あのLIFE誌の表紙を飾ったこともあり、『snow monkey(スノーモンキー)』の愛称で広く親しまれています。
最寄り駅の湯田中駅は、長野新幹線から長野電鉄に乗り換えおよそ40分の終着駅。
足湯や露店風呂が楽しめる掛け流しの天然温泉「楓の湯」が併設された珍しい駅で、こちらも人気を集めています。
沖縄県(美ら海水族館)
LCCの乗り入れで、ますます身近になった那覇空港。近年、中国や韓国、台湾などアジアからの訪問者数が急上昇中の沖縄で人気のスポットといえば、なんといっても『美ら海水族館』です。
開館以来日本一の入場者数。リピーターもますます増え、訪日外国人から「訪れてよかった」と言われる、日本の観光地の上位を歴史施設が占めるなか、東京TDLやTDSと並んでトップ10に食い込む根強い人気を誇っています。
関西国際空港/周辺エリア
いま、訪日外国人観光客に圧倒的な人気を誇るのが、西日本、とりわけ関西地方です。
2015年の上半期、関西国際空港の国際線で観光目的に訪れた外国人旅行者の数は、478万人。
なんと前年比でみて158%と、過去最高の数字を記録しました。
大手旅行口コミサイトが同年に集計した、海外から訪れた旅行者に向けたアンケートでも、京都府の伏見稲荷大社や奈良県の東大寺、広島県の厳島神社など、西日本の観光スポットがランキングの上位を占める結果に。
古い歴史を誇る名刹・古刹、舞妓さんが歩くロマンあふれる祇園、数々の世界遺産を、春の桜、秋の紅葉など日本の四季折々の景色に包まれ観光できる京都。
そして関西空港からアクセス抜群のミナミとキタ、それぞれ魅力あふれる繁華街を擁し、おいしいグルメと買い物スポット、さらにはUSJまで楽しめる大阪。
関西空港を拠点に、JRや地下鉄でコンパクトに移動できる関西は、今後もますます訪日外国人観光客から人気が高まることが予想される、注目のエリアです。