JAL2015年2月以降に国際線の燃油サーチャージを値下げする予定!
2021年02月2日
JAL(日本航空)が、長らく切望されていた国際線の「燃油サーチャージ」の引き下げを発表しました。
燃油サーチャージとは、「燃油特別付加運賃」の別称で、航空券の料金に加算される追加費用のこと。
加速化する燃油価格の下落により、やや時差のある形で引き下げられることになりました。
値下げ対象となるのは2015年2~3月発券分から。下げ幅は各路線によって異なります。
例えば、最も値下げ率の大きい韓国・極東ロシア路線では、実に50パーセントも安価に。
同時期にはJALにおける運賃改定も予定されており、いよいよ原油安がわたし達のお財布に好影響を与える時期にさしかかったようです。
円安の影響で海外の滞在先では割高感が懸念されていましたから、これはビジネスマン、一般旅行者を問わず、嬉しいニュースといえそうです。
日本航空では原油価格を反映する形で2カ月ごとに燃油サーチャージの料金改定を行っており、今後さらに原油安が進めば、さらなる料金の引き下げも期待できます。
ちなみに、今回の引き下げは約4カ月ぶり。
大幅な料金改定は国際線の需要拡大に資するものとして、経済界からも大きな注目を集めています。
具体的に見ると、ハワイを除く北米、欧州、中東、オセアニア路線の燃油サーチャージは片道1万4000円に。
7000円安くなる計算です。
JALは並行して国内線の割引運賃=「特便割引」の実施も発表しており、例えば羽田―小松線の運賃を1万6400円から1万4100円に改定する見通しとなっています。
これは今後の競合が予想される北陸新幹線(東京―金沢1万4120円)を牽制する狙いがあると見られています。
アメリカにおけるシェールオイルの飛躍的な増産により、今後もしばらくは原油安が続くと見られています。
さらには、格安航空の参入により価格競争が激化、将来的には燃油サーチャージの撤廃を予想する意見もあるようですね。今後の動向に注目です。
改定後の2015年2月1日発券分から燃油サーチャージは以下の通り
区間 | 料金 |
---|---|
日本-韓国・極東ロシア | 1,000円 |
日本-中国・台湾・香港 | 3,500円 |
日本-グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム | 4,000円 |
日本-タイ・シンガポール・マレーシア | 6,500円 |
日本-インドネシア・インド・ハワイ | 8,500円 |
日本-北米 | 14,000円 |
日本-欧州・中東 | 14,000円 |
日本-オセアニア | 14,000円 |
上記はいずれも日本で航空券を購入した場合。
日本以外で購入した場合は各国により料金が異なるので注意してください。
詳細についてはJALの公式サイトをチェック!