ピーチの座席は実際どうなの?シートの種類と気になる料金について解説!
2022年08月24日
ピーチ航空は、リーズナブルな空の旅が楽しめるANA系列の格安航空会社として知られていますが、座席の広さや料金体系などは気になるところですよね。
「利用してみたいけれどストレスを感じるのは嫌」「料金や使い心地など他社と比較して決めたい」そんな人のために、ピーチの座席の種類や料金体系についてまとめてみました。
ピーチの座席種別は全部で4種類あり、座席を指定すると別途料金がかかるケースがあります。
座席指定はした方が良いのか、カップル向けや小さな子供連れにはどのような座席が向いているのか、ビジネスマンにはどのような席が良いのか、自分に向いている座席の利用金額はいくらなのか、などといったことを解説していますので、参考にしてください。
ピーチの座席数は全部で180席! どんな特徴があるの?
まずはピーチの概要について見てみましょう。
出典 ピーチ公式HP https://www.flypeach.com/lm/ai/inflights/seatmap
ピーチが使用している航空機の総座席数は180席あり、その内訳は以下の通りです。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか?詳しく見てみましょう。
「ファストシート」6席
最前列のファストシートは乗り降りがスムーズにでき、座席が広いというメリットがあります。出張で利用するビジネスマンなど、わずらわしい混雑を避けたい方にはおすすめです。肘掛は倒すことができないので、気になる人は他の座席を選びましょう。
「スマートシート」36席
前列のスマートシートは飛行機の乗り降りやトイレの利用に便利なので、小さい子供連れの家族におすすめです。
ピーチは2歳未満の子供は保護者の膝の上に抱いていれば料金がかかりませんが、座席スペースや飛行時間などを考えるとストレスを感じる場合もあるので、気になる人は別途子供用の席を確保した方が快適に過ごせるでしょう。
「プレジャーシート」70席
窓からの景色を楽しみたい方にはプレジャーシートをおすすめします。乗り降りやトイレに行く時など窮屈に感じることはありますが、あらかじめトイレを済ませるなどしておくそれほど不便は感じないでしょう。
「スタンダードシート」68席
快適さよりも安さを求める人や、短時間のフライトなら少々窮屈でも我慢できるという人なら、「スタンダードシート」で十分でしょう。ビジネスや帰省などで定期的に利用する場合はスタンダードシートがコスト的にマッチします。
ピーチの運賃プランは3種類!コースによっては追加料金なしで指定できる
座席の種別の他に、ピーチには運賃プランが3種類あります。コースのグレードによっては追加料金なしで座席指定ができるというメリットがありますので、それぞれの運賃プランを見てみましょう。
プライムピーチ
座席の種類 | スタンダード | プレジャー | スマートシート | ファストシート |
---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,390円(ネット予約) 1,610円(ネット予約以外) |
プライムピーチは子供連れなどで手荷物が多い人におすすめです。手荷物預け料1個当たり1,800円かかるので、2個まで無料になるのは嬉しいサービスではないでしょうか。
バリューピーチ
座席の種類 | スタンダード | プレジャー | スマートシート | ファストシート |
---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | 無料 | 790円(ネット予約) 1,050円(ネット予約以外) |
1,390円(ネット予約) 1,610円(ネット予約以外) |
バリューピーチは運賃グレードの中間の運賃プランです。スタンダード・プレジャーシートなら座席指定が無料というのが嬉しいポイントですね。
シンプルピーチ
座席の種類 | スタンダード | プレジャー | スマートシート | ファストシート |
---|---|---|---|---|
料金 | 490円(ネット予約) 700円(それ以外) |
590円(ネット予約) 840円(それ以外) |
790円(ネット予約) 1,050円(それ以外) |
1,390円(ネット予約) 1,610円(それ以外) |
一番料金が安いシンプルピーチですが、手荷物料金が1,800円かかる上、座席指定にも料金がかかってしまうので結局割高になる場合があります。
オプションの必要がない学生さんや一人旅など、極力旅費を抑えたい人におすすめです。
ファストシートはどの運賃プランでも料金がかかります(ネット予約の場合1,390円、それ以外の方法で予約した場合1,610円)。
料金は抑えたいけれど、座席スペースは広い方が良いという人には、「シンプルピーチ+ファストシート」の組み合わせが良いでしょう。
子供連れやカップル・コロナ対策にもおすすめなスペースシートオプションとは
「子供連れで周囲の環境が気になる」「コロナが心配なので他の人とは距離を置きたい」人におすすめなのが「スペースシートオプション」です。
「スペースシートオプション」なら、上記のように隣の席に他の人が座らないように座席をブロックすることができます。
料金は1席につき2,000円で、コンタクトセンターでのみ予約を受け付けています。
コンタクトセンターでチケットの予約をすると新規予約手数料として1,650円かかってしまうため、まずはネットでチケットの予約をしてからスペースシートオプションの手続きをするとお得です。
席が埋まっている時はスペースシートオプションが利用できない場合もありますので注意しましょう。
子供連れの場合も、スペースシートオプションを利用することで隣の席の人に気を使う必要がなくなります。
注意点としてスペースシートオプションで確保した座席はチャイルドシートとしては利用できませんので気をつけてください。
ピーチの座席は狭い?快適に過ごせる座席は?
気になるのはピーチの座席の広さですが、口コミなどで言われているように本当に狭いのでしょうか?
口コミや飛行機の装備やオプションなどから検証してみました。
実際に乗った人の感想からすると、「狭いと感じるか感じないかは人による」としか言いようがありません。
背の高い男性なら窮屈に感じるでしょうし、小柄な女性ならそんなに狭くは感じないでしょう。
特に狭さを感じるポイントとして、「前列の人がリクライニングを倒している時」「シートポケットに物を入れている時」などが挙げられます。
シートポケットにはなるべくかさばるような大きな物を入れないようにした方が、スペースの狭さを感じずに済むのではないでしょうか。
「前の座席の人がリクライニングすると気になる」という人は、最前列のファストシートか、前列がリクライニングできない12.13列を選ぶのがベターです。
座席指定をしないメリットってあるの?
座席指定をすると料金がかかりますが、指定をしない「おまかせ」にするとどんなデメリットがあるのでしょうか?
座席指定なしにするとランダムで席が割り振られてしまうため、カップルや家族連れの場合席が別々になる可能性があります。
シンプルピーチ以外は、追加料金なしで指定ができる座席があるので、この特典を有効活用しましょう。
座席の種類の変更はできる?
座席の種類の変更はできますが、一度座席指定をしてしまったら変更できなくなってしまいますので、どうしても変更したい場合は、新たに座席指定を取り直す必要があります。
ただし、すでに支払い済みの座席指定料金は払い戻しされませんので注意が必要です。
ピーチのフライトでおすすめの席は○○席!
ピーチのフライトでおすすめの座席は、トータルの快適さから言えばファストシートがおすすめです。
スペースが広く最前列なので前方スペースに余裕があります。
前列の人にシートを倒されるわずらわしさがないのもおすすめのポイントです。
デメリットとして肘掛が使えない、トイレに近いため人の出入りがあるという点が挙げられます。
ファストシートを少しでも安く利用するには、運賃を「シンプルピーチ」にしてファストシートを指定し、手荷物を機内に持ち込まないという方法があります。
その他おすすめなのがプレジャーシートの非常口付近の12、13列です。座席スペースが広く、ファストシートよりも安く利用することができます。
12列はリクライニングができないため、座席指定するならリクライニングができる13列がおすすめです。
13列の場合、前列の12列目がリクライニングできないので、その分ゆったりとした空間を確保することができます。
なお、非常口付近の12、13列はチャイルドシートが使えないので、小さな子供連れの方には向いていません。
それ以外の方には広くおすすめできるので、12、13列シートの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ピーチの料金システムを知って、
お得で賢い空の旅を楽しみましょう
ピーチの料金システムは一見複雑に見えてしまうので、従来の大手航空会社のシステムに慣れた人は戸惑うことが多いでしょう。
ピーチの料金システムの特徴をまとめると以下のようになります。
ピーチの運賃プランは3種類
一番料金グレードの高い「プライムピーチ」なら、ファストシート以外座席指定の追加料金なし
ピーチの座席の種類は4種類
一番のグレードの高い「ファストシート」は、どの料金プランでも座席指定の追加料金がかかる
変更手数料や座席指定などを考えるとプライムピーチの方が割安になる場合がありますので、そういったメリットとデメリットを考えながら賢くピーチを利用すると、より満足の行く空の旅が楽しめるでしょう。