スカイマークの座席指定の方法は?料金やおすすめ座席をご紹介
2024年02月9日
リーズナブルな価格で空の旅が楽しめると評判のスカイマークですが、座席にいくつか種類があることや搭乗前に座席指定ができることはご存知でしょうか?
スカイマークは安いだけでなく、事前に座席指定できる利便性も備えています。
とはいえ、スカイマークで座席指定するにはコツがあります。
本記事では、スカイマークの座席指定の方法・料金やおすすめの座席を紹介します。スカイマークを利用する際はぜひ参考にしてください。
スカイマークの座席は3種類
まず、スカイマークの座席の種類について紹介します。スカイマークの座席は全てエコノミークラスの座席ですが、「通常席」・「非常口座席」・「フォアードシート」の3種類あり、それぞれに特徴があります。
最も数が多い「通常座席」
通常座席は、最も座席数が多く、スカイマークでは1機当たり約160座席確保しています。後述する非常口座席とフォアードシート以外は全て通常席です。スカイマークはLCCではないので、座席ピッチは31インチ(78.7cm)あり、ANAやJALなどの大手航空会社と同等のシートピッチを確保しています。これは、普通体型の人が座ったときに膝と前座席との間に握りこぶし1個分くらい空く広さです。
しかも、全席革製のシートを採用しており、座り心地は良好です。さらに、シート下部には電源コンセントが付いています。新型の機体の座席には、前座席の背もたれにタブレットホルダーが付いており、利便性が向上しています。
足元が広い「非常口座席」
機体中央部の15・16列目にあるのが非常口座席で、12座席あります。非常口座席の足元は、緊急脱出時に脱出経路として使用するため他の座席より広めに設計されています。通常座席に比べてシートピッチが15cm~20cmほど広いため、ゆったりと座ることができます。
ただし、非常口座席は翼の上に位置しているため、外の景色を楽しむには不向きです。窓からの景色を楽しみしている方は避けた方がいいかもしれませんね。
また、非常口の近くという特徴から、利用するためには以下5つの条件を満たす必要があります。
・満15歳以上
・緊急脱出のサポートを行える
・乗務員の指示を理解し、他の乗客へ口頭で伝えられる
・緊急脱出に際して援助が不要
・緊急脱出の際に同伴者をサポートする必要がない
足元が広くゆったりと座れる非常口座席ですが、緊急時には避難の手助けをしなければならない点は留意しておきましょう。
なお、詳しくは後述しますが、非常口座席とフォアードシートは事前の座席指定ができません。出発日当日に空港カウンターで手続きをしなければならないため、非常口座席を希望する方は早めに空港に行くようにしましょう。
最前列の「フォアードシート」
最前列にあるフォアードシートは、シートピッチが通常座席に比べ19cm~38cm広い座席です。広さ以外にも「優先搭乗」、「飲み物1杯サービス」、「受託手荷物の優先返却」といった特典があります。座席数は1機あたり6席あります。フォアードシートを利用するためには+1,000円支払わなければなりませんが、広さと3つの特典があることから人気があります。
しかし、フォアードシートは手荷物を足元に置くことができません。機内で小物をいろいろと取り出したいという方には不便を感じるかもしれません。
おすすめの座席
続いて、目的別におすすめの座席を紹介します。
景色を楽しみたいなら前方の座席
飛行機の窓からの景色を楽しみたいなら、翼よりも前に位置する前方の座席がおすすめです。前方とは、1列目~10列目の座席を指します。前方窓際の座席を指定すれば、翼に視界を遮られない大パノラマを独り占めできます。
なお、詳しくは後述しますが、フォアードシートは通常座席と異なり事前の座席指定ができあません。フォアードシートを利用するためには、出発日当日に空港カウンターで手続きを行う必要があります。フォアードシートを利用したい場合は、非常口座席同様早めに空港へ行くようにしましょう。
快適性を重視するならば前方の座席
前方の座席は、エンジンの付いている翼よりも前にあるため、揺れが少なくエンジン音も静かです。また、出入り口に近いため搭乗・降機も楽ちんです。快適性を重視するならば前方の座席がおすすめです。とはいえ、前方の座席は人気のため早めに座席指定しないとすぐに埋まってしまいます。
メリットばかりの前方座席ですが、デメリットが1つあります。それは、トイレが少ないこと。トイレは機体前方に1か所、後方に2か所設置されているため、後方に比べトイレの数が少ないのです。トイレは混み合うこともあるので、前方の座席の唯一のデメリットといえます。
乗り物酔いしやすい方は中央部の座席がおすすめ
乗り物酔いしやすい方は、機体中央部の12列目~14列目の座席がおすすめです。この辺りの座席は機体の重心近くに位置するため、機内で揺れが最も少ない座席です。
しかし、機体の重心は、エンジンのある翼の真上にあるので、エンジン音の影響を最も受ける座席ということになります。翼の真上に位置するため景色も楽しめません。さらに、14列目はリクライニングできません。機体前後にあるトイレから遠いというのもデメリットといえるかもしれません。
このように、中央部は揺れが少ないとはいえデメリットが多いので、利用するかどうかはよく検討しましょう。
後方の座席はメリット少なめ
前方の座席に比べ後方の座席は、景色が楽しめない、揺れが大きい、エンジン音がうるさい、搭乗や降機に時間がかかるといったデメリットがあるため、おすすめできるとはいえない座席かもしれません。さらに、機体後方にはトイレが2か所あるため人の出入りが気になり落ち着かないという方もいるでしょう。
しかし、デメリットが多いがゆえに後方座席を選ぶ人が少ないため、隣が空席になる可能性は高くなります。シートピッチや景色にこだわらないという方にとっては、むしろ後方の座席はねらい目といえるでしょう。
授乳の必要がある赤ちゃん連れの場合は最後列がおすすめ
最後列の座席には授乳カーテンが付いており、周囲の目を気にすることなく授乳できます。赤ちゃんを連れている方にとっては便利な座席です。また、後ろに乗客がいないため、気がねすることなくリクライニングできる点もメリットといえます。しかし、前述した後方の座席のデメリットがそのまま当てはまるため、利用する際は慎重に検討しましょう。
最後列は事前の座席指定ができないため、空港カウンターで手続きを行うか、コールセンターで事情を説明し最後列を使用できないか問い合わせる必要があります。
スカイマークの座席指定の方法
スカイマークの座席を指定する方法は、主に3つあります。状況や利用したい座席に合わせてベストな方法で座席指定しましょう。
インターネット
スカイマークのホームページから座席指定を行う方法です。他の方法と共通しますが、フォアードシート以外であれば、座席指定は無料です。
予約番号・搭乗便名・搭乗日などの基本情報を入力し座席を指定します。ホームページから予約した場合、予約と同時に座席指定できます。ただし、搭乗日3日前以降に予約しただけで支払いが済んでいない場合は、航空券を購入しなければ座席指定はできません。航空券購入後であれば、搭乗1時間前までは座席指定を行えます。
前方の座席など、人気の座席を狙う場合はインターネットで予約し、早めに座席指定を済ませるようにしましょう。
自動チェックイン機
空港に設置されている自動チェックイン機を利用すると、空港カウンターに立ち寄らなくても搭乗手続きを行えます。この自動チェックイン機では座席指定も可能なので、搭乗手続きと同時に座席指定ができます。ただ、慣れていないと操作に手間取ってしまうかもしれません。時間に余裕をもって利用しましょう。
自動チェックイン機を利用するためには、「コンビニエンスストアでの支払い控え」、「チェックインバーコード」、「旅行会社から通知された照会番号」のいずれかが必要です。事前に準備しておきましょう。
インターネットで座席指定した上で、最終チェックといった意味合いで自動チェックイン機を利用するのもおすすめです。もしかしたらお気に入りの座席がキャンセルされて空席になっているという可能性があるので、希望に添わない座席を指定した場合は搭乗直前に確認してみるとよいかもしれません。
空港カウンター
空港カウンターでも座席指定可能です。空港カウンターは搭乗予定便の出発時刻の20分前まで利用可能です。空港カウンターでは係員が対面で対応してくれるので、自動チェックイン機に不慣れな方はこちらを利用するとよいでしょう。
フォアードシート、非常口座席、最後列座席は事前に座席指定ができないので、出発日当日に空港カウンターで手続きをする必要があります。これらの座席を利用したい方は空港カウンターで座席指定する必要があるので、早めに空港へ行きましょう。
一度指定した座席を変更できる?
スカイマークでは、一度座席指定を行った後でも何度でも、無料で座席を変更することができます。搭乗当日の出発時刻の1時間前までは座席変更ができるので、お気に入りの座席がある方は積極的に利用したいところでしょう。予約したときには埋まっていた座席も、直前にはキャンセルされて空席になっているかもしれません。
「たす得」、「いま得」といった割引航空券でも、座席指定は何度でも無料で行えます。この使い勝手の良さはスカイマークの特長の1つです。
まとめ
今回は、スカイマークの座席指定方法や料金、座席の種類ごとの特徴やおすすめ座席を紹介しました。スカイマークの座席は全てエコノミークラスですが、「通常座席」「非常口座席」「フォアードシート」と3つの種類があります。シートピッチや揺れの大きさ、エンジン音のうるささなど、それぞれ特徴が異なります。フォアードシート以外の座席指定は、無料で何度も行えるので、インターネットや自動チェックイン機を積極的に利用して、お気に入りの座席をゲットしましょう。お気に入りの座席を指定できれば、リーズナブルで快適な空の旅が楽しめますよ。