卒業旅行はどこに行く?国内おすすめの場所をテーマ別に解説!行き先の人気ランキングも紹介
2023年03月17日
卒業旅行はどこに行くか迷っている大学生のみなさん。
最近はコロナの影響があるせいか、海外旅行より国内旅行の方が人気です。
そこでこの記事では、大学生の卒業旅行におすすめの行き先をテーマ別に紹介しています。
自然の美しい定番スポットや絶景が満喫できる場所、ワイワイ盛り上がれるテーマパーク、まったりできる温泉など、国内旅行ならではの魅力にあふれた場所を取り上げています。
併せて、行き先を決定するのに押さえておきたいポイントや、卒業旅行の行き先の人気ランキングも載せていますので、これから卒業旅行で訪れる場所をどこにしようかと迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
卒業旅行は国内がおすすめ
大学生の卒業旅行といえば、かつてはヨーロッパやアメリカなど海外旅行がメインでしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅行を取り巻く状況は一変し、気軽に海外へ行くこと難しくなりました。
2023年3月現在、感染状況は落ち着いてきたとはいえ、ウイルスがいつまた猛威を振るうか分かりません。
海外旅行先で感染状況が悪化すれば隔離を余儀なくされ、予定通りに帰国できなくなる可能性があります。
そのようなリスクを冒してまで海外旅行をしようとする大学生は、減っているようです。
そのため、これから卒業旅行の行き先を検討する方には、ぜひ国内旅行をおすすめします。
国内旅行なら海外旅行に比べて気軽に行けるだけでなく、旅行の費用も安く済むため、最近は卒業旅行先を国内にする大学生が増えています。
しかし、国内のどこに行くか、訪れてみたい候補地が多すぎて、みなさん悩まれるようです。
そこで次項では、卒業旅行でどこに行くべきか、訪れる場所を決める時に押さえておきたいポイントを紹介します。
卒業旅行の行き先を決める時に押さえておきたいポイント
「訪れたい場所があり過ぎて絞れない」という大学生のみなさん。
卒業旅行の行き先を決める上で押さえておかなければならない大切なポイントは、次のようになります。
- 誰と行くか
- いつ行くか
- 旅行のテーマや目的は何にするか
- どうやって行くか
- 予算はいくらにするか
1.誰と行くか
誰と一緒に旅行するかによって、旅の行き先は変わってきます
一人旅なら100%自分の思い通りの行動ができるため、行き先を決めるのにさほど苦労しません。
しかし、カップルや親友との二人旅や仲良しグループでの旅行だと、メンバー全員の希望を調整する必要があります。
例えば同性3人で旅行する場合、それぞれの希望の目的地が北海道、沖縄、東京ディズニーリゾートだとすると、この3か所全てを訪れるのは費用も旅行期間もかかり過ぎてしまい現実的ではありません。
行き先を3か所のうちのどれか1か所に絞る必要があります。
しかし、3人の希望がそれぞれ北海道、横浜、東京ディズニーリゾートであれば、横浜と東京ディズニーリゾートは同じ首都圏エリアに属するため、卒業旅行の行き先を首都圏にするか、あるいは北海道にするか、どちらかを選べばいいことになります。
一緒に旅行をするメンバーの数が多ければ、それだけ行きたい場所が増えてしまい調整するのは大変ですが、行き先が決まってしまえば賑やかで楽しい旅行になるでしょう。
一人旅や二人旅であれば、グループ旅行に比べると、行き先の調整はそれほど難しくないので、まず行きたいエリアを決め、そのエリア内で各自訪れたい場所を列挙し、実際に行く場所を調整します。
また、一人旅や二人旅はグループ旅行に比べると自由度が高いため、行きたいエリアを決めたらその後はあえて細かく決めず、当日行き当たりばったり行動するのもおすすめです。
2.いつ行くのか
大学生の卒業旅行は、春休み期間中の2月~3月の間にするのが一般的ですが、授業が全て終わった1月末から旅行をはじめたいとか、春休みの全てを卒業旅行に充てたいとか、社会人になる直前に旅行したいとか、旅行しようと思っている時期は人それぞれです。
いつからいつまで旅行するのか、一緒に旅行するメンバーと日程を調整する必要があります。
旅行するメンバーの人数が多いほど、日程のすり合わせが難しく、得てして旅行期間が短くなってしまいます。一方、一緒に旅行する人数が少なければ、簡単に日程調整できて旅行期間を長く取ることができます。
一人旅なら旅行期間をあえて決めず、気ままな自由旅をするのもいいでしょう。
3.旅行のテーマや目的は何にするか
卒業旅行に行き先を決める上で、何を目的にするのかという問題は最も大事なポイントです。
例えば、ある特定の場所に咲く花を見に行くことが旅行のメインテーマだとすると、その花の開花時期に合わせて日程を組む必要があるので、2.の「いつ行くか」が自ずと決まってしまいます。
しかし、入社前研修やアルバイト等のスケジュールの都合で、どうしてもこの期間でないと旅行ができないというメンバーがいるなら、最初に日程を決めてから、その期間でできるやりたいことを考えて行き先を決める必要があります。
ある特定の場所に咲く花が、その時期に開花していないなら、あるいはすでに散った後なら、花は諦め、違うテーマを設けて卒業旅行の行き先を決めるのがいいでしょう。
花を見ることや、特定の地域でしか獲れない旬の魚を味わうなど、時期や場所が限定されることを旅のテーマに掲げる場合、必然的に行き先や旅行の時期が決まってしまいます。
例えばスキーをするのが旅の目的の1つなら、必然的に行き先は春スキーのできる寒い地方となるため、北海道や東北、信州などに絞られます。
逆に、明確なテーマが見つからなければ、漠然とでもいいので、旅行するメンバーが各自、旅行でやってみたいことをランダムに列挙し、その中からどれを実際に行うかをメンバーで話し合って決めるといいでしょう。
例えば、「アクティビティに挑戦する」「史跡を訪ねる」「温泉に浸かる」「絶叫マシンに乗る」という候補が挙がった場合、まずこれら全ての希望が叶うエリアを探してみましょう。
全ての条件を満たす場所がなければ、優先順位決めそれが実現できる場所を探します。
大学生の卒業旅行でやりたいことや人気のテーマに関しては、別項で詳しく解説します。
4.どうやって行くか
1~3までで旅行の行き先が固まってきたら、その場所へどうやって行くか考えましょう。
旅行の費用を抑えるには、交通運賃を安くする方法を考える必要があります。
例えば飛行機に乗るなら、早割やLCCの格安航空券を利用すると費用を抑えられます。
離島など交通手段が飛行機と船の2通りあるなら、時間はかかっても船の方が安く済みます。
交通機関によってはお得な割引切符を販売していることがあるので、交通機関や旅行会社のホームページをチェックするといいでしょう。
また、行き先にもよりますが、グループ旅行をするメンバー全員が運転免許を持っているなら、車で行くという方法も候補に挙がります。
メンバーの誰かの車に乗っての旅行なら、ガソリン代を割り勘にすればいいので、ひとりひとりの費用をかなり抑えることができます。
車なしで行ける場所か
自然豊かな地方の絶景スポットを見に行くことをスケジュールに入れたなら、そこへ向かう公共交通機関があるか確認しましょう。
中には、マイカーかレンタカーででしかアクセスできないという場合があります。
旅行するメンバーが誰も運転免許を持っていなければ、レンタカーは借りられません。
旅行するメンバーが誰も運転免許を持っていない場合、行きたい場所へアクセスする公共交通機関があるかどうか、事前にしっかり調べておく必要があります。
国内旅行の人気観光地である沖縄には、那覇市を走るモノレール以外鉄道がないため、島内の観光スポットへはバスか、タクシー、レンタカーでアクセスすることになります。
沖縄旅行の場合、旅行するメンバーが誰も運転免許を持っていなければ、レンタカーは借りられないため、必然的にタクシーかバスを利用しなくてはなりません。
タクシーは費用がかかるのでバスを利用するとなると、バスの運行時間に合わせて行動せざるを得ません。
例えば、同じ日にいくつかの観光スポットを巡りたい時など、唯一の移動手段であるバスの運行時間に合わせざるを得なく、効率よく観光するのが難しくなります。
そんな時におすすめしたいのが、送迎の付いたツアーや観光タクシーを利用する方法です。
例えば沖縄でダイビングをしたいと思ったら、ダイビングスポットまで路線バスに乗って行くこともできますが、ホテルや主要観光地とダイビングスポットを結ぶ送迎付きのダイビングツアーに申し込めば、圧倒的に楽ですし費用を抑えることもできます。
また、公共交通機関の少ない離島などを観光するなら、観光タクシーを利用すると旅の良い思い出になります。
観光ガイドも兼ねたドライバーが、島内の主要観光スポットを効率よく回ってくれるだけでなく、各スポットを案内してくれたり、要望に応じて写真を撮ってくれたりするので、楽しい時間が過ごせます。
観光タクシーは料金が高いと思われるかもしれませんが、グループ旅行なら料金を割り勘にすることで、一人ひとりの費用は抑えられるため、思っているより安く利用できるかもしれません。
アクセスの方法から行き先を決めるのもおすすめ
乗ってみたい交通機関があるなら、その交通機関に乗ることを卒業旅行のテーマにするのもおすすめです。
例えば、鉄道好きな方が以前から乗りたいと思っていた鉄道に乗ることを卒業旅行の目的にするなら、必然的に行き先が決まります。
また、普段乗る機会のないフェリーや連絡船に乗ることを旅のテーマとした離島巡りの旅行はいかがでしょう。
非日常感が味わえ、自由な学生ならではの思い出となるのではないでしょうか。
5.予算はいくらにするか
1~4まで決まれば、行き先はほぼ固まってくるので、最後にメンバーそれぞれの予算を調整します。
大学生なのでできるだけ費用を抑える工夫をしましょう。
学割などの割引を利用する
学割を設けている交通機関や宿泊施設を利用したリ、卒業旅行限定の割引プランを設けている旅行会社を利用したりすると、費用を抑えることができます。
パッケージ旅行を利用する
航空会社や旅行会社が販売している、ホテルと飛行機・新幹線がセットになたパッケージ商品は、交通手段とホテルを別々に購入する手間が省けるだけでなく、料金も個別に支払うより安いため、大いに利用しましょう。パッケージツアーについては、ホテル付き国内往復格安航空券のメリットとデメリットで紹介しています。
平日を利用する
割引設定期間が設けられている商品プランがあるなら、その設定期間に合わせて旅行期間を調整してみてください。
一般的に航空券は、同じ路線であっても、土曜出発便より平日出発便の運賃を安していますので、できるだけ平日を利用しましょう。
大学生の卒業旅行におすすめのテーマと、その行き先
大学生の思い出に残る卒業旅行のテーマと、テーマ別のおすすめの行き先を紹介します。
テーマパークで思い切り遊ぶ
仲間とワイワイはしゃいで写真を撮ったり、絶叫マシンで叫んだりと笑顔がはじけるテーマパークは、大学生活最後の思い出作りに最適な場所です。
卒業シーズンには、学生限定の割引チケットを発売するテーマパークや、チケットとホテルと交通手段をセットにして安く販売する卒業旅行限定プランを発売する旅行会社もあるので賢く利用してください。
テーマパークだけで盛り上がるのもいいですが、ほかの観光スポットと組み合わせても楽しめるので、一緒に行くメンバーと相談して決めましょう。
卒業旅行におすすめのテーマパーク
国内のテーマパークで大学生の卒業旅行の行き先として特に人気があるのが、東京ディズニーリゾートと大阪ユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。
どちらもSNS映えスポットや楽しいアトラクションがいっぱいの、テーマパークの東西両横綱です。
1日では遊び尽くせないので、周辺のホテルに泊まって2日がかりで遊ぶのも、時間に余裕のある大学生ならではの楽しみ方といえます。
長崎には、ヨーロピアンな雰囲気が特に女子からの支持を集め近年人気急上昇中のテーマパーク、ハウステンボスがあります。
ハウステンボスと、グラバー園や軍艦島など長崎のほかの人気観光スポットとを組み合わせた卒業旅行もおすすめです。
絶叫マシン好きなら富士急ハイランドで叫ぶのはいかがでしょうか。
富士急ハイランドは首都圏からのアクセスがいいため、東京、横浜、鎌倉などと富士急ハイランドを組み合わせた旅行プランや、山好きのメンバーなら富士登山と組み合わせるのもいいでしょう。
また、2022年11月にオープンしたジブリパークは、ジブリファンの大学生の卒業旅行先として新たな人気スポットになりつつあるようです。
これらのテーマパークは、各旅行会社にお得なパッケージツアーが多数用意されているので、日程や予算に合わせて選べます。
温泉でまったりする
温泉でまったりとする卒業旅行も、国内旅行ならではの醍醐味といえます。
仲の良い友人やカップルでの旅行なら、貸し切り露天風呂のある温泉宿に泊まるのがおすすめです。
カップルなら露天風呂の付いた部屋に泊まって籠りきるのもいいでしょう。
温泉宿は、風情を楽しんだり地元食材の料理に舌鼓を打ったりと、ゆっくり過ごすのに最適です。
行き先の温泉地は、泉質や効能から選んでもいいし、温泉地の風景や地元の名物料理などから選んでもいいでしょう。
一人旅や二人旅なら、あえて簡単には行けない山奥の秘湯などを選ぶのも、時間をたっぷり使える学生旅行ならではといえます。
また、温泉街に点在する外湯(公衆浴場)に浸かる「外湯巡り」ができる温泉地は、地元の方との触れ合いができる上、旅行の費用を安く抑えられるとの理由で人気があります。
旅行会社から、温泉と宿を自由に組み合わせられるお得なパッケージ商品が多数販売されているので、前述した貸し切り露天風呂や露天風呂付部屋などを検索ワードにすると多数ヒットします。
卒業旅行におすすめの温泉地
全国的に有名な温泉地は、登別温泉(北海道)、鳴子温泉(宮城)、飯坂温泉(福島)、鬼怒川温泉(栃木)、草津温泉(群馬)、熱海温泉(静岡)、箱根湯本温泉(神奈川)、石和温泉(山梨)、浅間温泉(長野)、下呂温泉(岐阜)、山代温泉(石川)、有馬温泉(兵庫)、道後温泉(愛媛)、別府温泉(大分)など日本中にあります。
中でも近年大学生に人気なのは、熱海温泉(静岡)、草津温泉(群馬)、別府温泉(大分)です。
熱海は都心から近いので思い立ったらすぐに行ける上、昭和レトロな温泉情緒に浸れます。
街には文豪や芸術家ゆかりのスポットがあるほか、おしゃれなカフェも増えているため、散策が楽しめます。
別府は、2900もの源泉がある大分の一大温泉地です。
代表的な8つの温泉地域を地元ボランティアの方と巡る「別府八湯ウォーク」や、地熱を活かした「地獄蒸し」などのグルメ体験が楽しめます。
群馬の草津温泉は、イオウの匂いが漂う湯けむりの街です。
伝統的な「湯もみ」や温泉饅頭の食べ歩きなどが楽しめ、温泉情緒に浸れます。
また、外湯巡りで人気が高いのは、野沢温泉(長野)、渋温泉(長野)、城崎温泉(兵庫)、草津温泉(群馬)、鳴子温泉(宮城)などです。
特に渋温泉は、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった温泉宿があることで有名です。
自然を満喫する
雄大な自然の神秘に浸ったり、アウトドアならでのダイナミックなアクティビティに興じたりして、その地域特有の自然を満喫するのも、大学生の卒業旅行のテーマとしておすすめです。
自然を楽しむアクティビティを満喫できるおすすめスポット
美しい自然を満喫しつつ、アウトドアのアクティビティが楽しめるところを紹介します。
北海道、信州のスキー、スノボ
卒業旅行をする2~3月に、春スキーやスノーボードを楽しめる場所としておすすめなのは、極上のパウダースノーで有名な北海道のニセコ、信州の白馬です。
どちらも雄大な自然の中でダイナミックな滑走が楽しめます。
しまなみ海道のサイクリング
早春の風を浴びながら、サイクリングを楽しむのはいかがでしょう。
瀬戸内の島々を巡りながら瀬戸内海を横断する「瀬戸内しまなみ海道」の「しまなみサイクリングロード」は、おすすめのサイクリングスポットです。
青い瀬戸内海に浮かぶ緑の島々と、島と島を結ぶ白い橋とが織りなす美しい造形美は、多くのサイクリストを虜にしています。
レンタサイクルがあるので、自転車を持って行かなくても気軽にサイクリングできるのが魅力です。
離島の自然と開放感を味わう
卒業旅行で豊かな自然と非日常的な開放感を味わいたいなら、離島へ行ってみるのはいかがでしょうか。
360度を海に囲まれた離島には、豊かな自然と島独自の文化や風土が残っていることが多く、訪れる人たちを魅了します。
中でも世界自然遺産に登録されている東京都の小笠原諸島は、飛行機が通っていないため手付かずの自然が残されており、小笠原固有種の生物もいる魅惑の島です。
島へのアクセスは、東京竹芝桟橋から出港するフェリーのみで、乗船時間は24時間、運航は週に1回しかありません。
そのため、最低でも島に1週間は滞在しなければならず、時間に余裕のある学生のうちにぜひ訪れたい魅力的な島です。
卒業旅行で小笠原諸島を訪れるのは、とてもいいチャンスといえます。
島の人たちの人情に触れて離れがたくなるかもしれませんよ。
鹿児島県の奄美大島、与論島、屋久島、種子島なども豊かな自然の宝庫で、ネイチャーツアーやトレッキングなどのアクティビティが盛んです。
また、熊本県の天草諸島、長崎県の壱岐、対馬、五島には、美しい自然と共に歴史を感じさせる名所や旧跡が多数残っており観光スポットとなっています。
国内にはほかにも魅力的な離島がたくさんあるので、探して訪れてみるのも大学生の卒業旅行ならではのテーマといえます。
絶景スポットを見に行く
国内には息をのむような絶景スポットがたくさんあります。
中にはアクセスしづらいスポットもありますが、卒業旅行ではあえてそういった場所を選んで訪れるのも良い思い出になります。
以下におすすめの絶景スポットを2つ紹介します。
長野・阿智村
「日本一の星空」が見られる場所として話題を集めているのが、長野県阿智村です。
阿智村は人口7000人ほどの小さな村ですが、昼神温泉があることでも有名で、「天空の楽園」と銘打った星空ナイトツアーで絶景を堪能した後、温泉でまったりすることができます。
香川・父母ヶ浜
「日本のウユニ塩湖」と話題になっているのが、香川県の父母ヶ浜です。
風が吹かない干潮時の夕暮れ、海岸の水面が凪いで鏡面のように空を映しだすため、魅力的な絶景写真が撮れます。
国内卒業旅行で定番の場所は?
「卒業旅行のテーマを絞れない」「グルメもショッピングも観光も全部楽しみたい」という方には、卒業旅行定番のエリアへ行くことをおすすめします。
美しい自然、名所旧跡、おいしい料理、楽しいアクティビティなど大学生の旅行に欠かせない魅力が全部詰まっている場所なので、卒業旅行の定番の行き先となっています。
車なしで巡る沖縄
国内屈指のリゾート地である沖縄は、大学生の卒業旅行先として人気ナンバーワンを誇っています。
どこまでも続く青い海と空、ダイビングやホエールウォッチングなどのアクティビティ、美ら海水族館や首里城などの観光スポット、郷土色豊かな沖縄料理、伝統文化など、沖縄には観光客を引き付けて止まない魅力がいっぱいです。
沖縄には那覇市内のモノレールのほかに鉄道がないため、移動の手段は車がメインとなっています。
そのため沖縄観光では島内をレンタカーで移動する人が多いのですが、卒業旅行に行くメンバーに運転できる人がいないとレンタカーは借りられません。
そこでこの記事では、車なしでもバスやタクシーなどの公共交通機関で移動できる、大学生におすすめのスポットを紹介します。
美ら海水族館
那覇空港から高速バスで約3時間の場所にある美ら海水族館は、沖縄観光の定番スポットとして、大学生からも高い支持を得ています。
古宇利島(こうりじま)
沖縄本島北部にある古宇利島(こうりじま)のティーヌ浜には、ハートの形をした「ハートロック」があり、SNS映えする人気スポットになっています。
古宇利島(こうりじま)へは、路線バスの四島線で自然いっぱいの風景を眺めながら行けます。
美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ
沖縄本島中部にある美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジは、アメリカをテーマにした複合エンターテイメント施設です。
セレクトショップ、レストラン、映画館、ライブハウス、ビーチが併設されているので、1日中楽しめます。
那覇空港や那覇市内、美ら海水族館などから路線バスでアクセスできます。
瀬長島ウミカジテラス
沖縄本島南部にある瀬長島ウミカジテラスは、那覇空港そばの瀬長島にある白亜のリゾート施設です。
南欧を彷彿とさせる美しい建物に数多くのショップやレストランが入っており、美しいサンセットの撮影スポットとしても有名です。
瀬長島ウミカジテラスから那覇空港へは車で約10分、帰りの飛行機に乗る前に行くのがおすすめです。
空港や国際通りへの路線バスが運行しています。
竹富島
石垣島からフェリーに乗って約15分でアクセスできる、沖縄の伝統文化に満ちた離島です。
赤い瓦屋根が立ち並ぶ古風な家並みの集落を、自転車で回ることも水牛が引く伝統的な牛車に乗って回ることもできます。
座間味島
1月~3月にかけて行われるホエールウォッチングで有名な離島です。
サンセットの美しいビーチや多数のマリンアクティビティがあるので、沖縄の青い海を満喫できます。
沖縄本島の泊港からフェリーで約2時間、高速船なら約60分でアクセスできます。
北海道
大自然の迫力に満ちた北海道は、絶景や温泉をはじめとした観光スポットが多い上、北の大地や海で獲れた食材を使った料理を堪能できるため、卒業旅行先として沖縄と共に大変人気があります。
北海道は広いため、限られた旅行期間であれば、旅行場所を道央・道南・道東・道北エリアのうち、どれかに絞って回った方がいいでしょう。
エリアをまたぐと移動に丸1日を要してしまうため、観光する時間が減ってしまいます。
逆に、旅行期間が1ヶ月くらいあれば、北海道をくまなく見て回ることができます。
広大な北海道は、長期休暇が取りづらい社会人になる前のタイミングで、自由な一人旅もしく二人旅をするのに最適な場所といえます。
旅行に行く際は、時期が3月とはいえ防寒対策を怠らないようにしましょう。
以下に、卒業旅行におすすめのスポットを紹介します。
オホーツク海流氷ツアー
大学生の卒業旅行の時期は、ちょうどオホーツク海の流氷が見られるシーズンと重なります。
この時期にしか見られない貴重な流氷を船上から見るクルーズツアーや、氷の上を歩く流氷ウォークに参加すれば、思い出に残る体験ができます。
網走、紋別、羅臼からツアーが出ています。
小樽運河
レトロな雰囲気がおしゃれな小樽運河は、季節を問わず人気のスポットです。
札幌から快速電車で30~40分程度で行けるのも魅力です。
旭山動物園
動物たちの生き生きとした姿が見られることで有名な動物園です。
ホッキョクグマやペンギンなどは間近に見られます。
札幌
北海道に行くなら、札幌観光は必須といっていいでしょう。
ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、海の幸など、北海道のグルメが勢ぞろいしているので、食をテーマにした卒業旅行が満喫できます。
また、2月上旬には大通公園などで「さっぽろ雪祭り」が開催されるため、卒業旅行を雪まつりの時期に合わせるのもおすすめです。
京都
日本が誇る世界有数の観光地、京都は、伝統的な日本文化に触れられる街として、特に女子旅や一人旅の卒業旅行先として人気の高い場所です。
早春の息吹に包まれた歴史ある神社仏閣の見学や、風情あふれる街並みやおしゃなお店巡りなどが堪能できます。
以下に、卒業旅行におすすめのスポットを紹介します。
伏見稲荷
京都に数ある神社仏閣の中でも、伏見稲荷は特に外国人や若い人たちに人気のある神社です。
約1万基の赤い鳥居がズラリと建ち並んだ「千本鳥居」が有名で、人気の撮影スポットとなっています。
貴船神社
島根の出雲大社、石川の気多神社と共に「日本三大縁結び」神社の一社として有名です。
女子旅にはおすすめのスポットです。
鴨川
京都随一のデートスポットなので、カップルで卒業旅行をする方におすすめです。
着物レンタル
女子旅におすすめなのが、着物レンタルです。
着付けとヘアメイクをしてもらって街を散策し、旅の思い出を作りましょう。
東京
東京は、地方在住の大学生の卒業旅行先として人気があります。
浅草やスカイツリー、お台場などの観光地のほかにも、お目当てのショップを訪ねたり、話題の最新スポットへ出かけたりと、旅行に行くメンバー各々の好みに応じた自由なプランが立てられます。
大阪
国内第2の都市、大阪は独特の文化があり、特に首都圏の大学生に人気があります。
お好み焼きやたこ焼きなどのいわゆる「粉もん」グルメや、吉本新喜劇などのお笑いスポットのある繁華街ミナミは、特に大阪らしさにあふれているのでおすすめです。
大学生におすすめの大阪のスポットを紹介します。
なんばグランド花月
関西お笑い文化の頂点に立つ「よしもと」のホームグラウンドです。
お笑い好きの方には聖地といっていいでしょう。
道頓堀
グリコのネオンサインでお馴染みの道頓堀は、大阪を代表する繁華街です。
たこ焼きの食べ歩きなど、大阪グルメの食い倒れが楽しめます。
心斎橋・アメリカ村
ファッション、グルメ、カルチャーなど若者文化の発信地。
大阪の活気が感じられるスポットです。
あべのハルカス
日本一の高層ビルで高さは約300メートルもあります。
展望台からは大阪市街を一望できます。
福岡
福岡は、博多のとんこつラーメンやもつ鍋など、庶民派グルメの街として人気があります。
福岡でおすすめのスポットを紹介します。
博多・中洲
西日本一の歓楽街中洲には数多くの飲食店があり、夜には屋台がズラリと建ち並びます。
屋台村は天神にもありますが、どちらかというと天神の屋台は地元の方の利用が多く、落ち着いた雰囲気なのに対し、中州は観光客が多くエネルギッシュです。
博多らしい賑やかな夜を楽しみたいなら中州をおすすめします。
大宰府
学問の神、菅原道真公が祀られている太宰府天満宮は、境内全域に植えられた梅が有名です。
梅の見頃は2~3月と、ちょうど卒業旅行シーズンと重なるので、足をのばしてみてはいかがでしょうか。
糸島
福岡市から車で約30分の場所にある糸島は、美しい自然だけでなく、おしゃれなカフェや充実したアートが魅力のスポット。
移住したい街として人気上昇中です。
卒業旅行国内行き先人気ランキング
卒業旅行の行き先の人気ランキングを一覧表にしました。
順位 | 場所 | 人気スポット |
---|---|---|
1位 | 沖縄 | 古宇利島、美ら海水族館 |
2位 | 北海道 | 旭山動物園、小樽運河 |
3位 | 京都 | 伏見稲荷、渡月橋 |
4位 | 大阪 | USJ、道頓堀 |
5位 | 東京 | 東京スカイツリー、浅草寺 |
6位 | 福岡 | 糸島、大宰府天満宮 |
7位 | 長崎 | ハウステンボス、軍艦島 |
8位 | 群馬 | 草津温泉、桜山公園 |
9位 | 石川 | 兼六園、金沢21世紀美術館 |
10位 | 三重 | 志摩スペイン村、伊勢神宮 |
このほか都道府県の枠には入りませんが、圧倒的な人気スポットとして東京ディズニーリゾート(千葉県)が挙げられます。
また、富士山(静岡県・山梨県)、横浜みなとみらい21(神奈川県)、松島(宮城県)、瀬戸内しまなみ海道(愛媛県)なども人気があります。
まとめ:思い出に残る卒業旅行をしよう
大学生の卒業旅行の行き先を決める際押さえておきたいポイントと、卒業旅行の行き先として人気の高い場所を紹介しました。
この記事を参考にして、オリジナルの卒業旅行を計画し、思い出に残る旅を楽しみましょう。