2015年上半期(1月~6月)JALの2015年1月以降に変化のあった運行路線
2022年07月5日
日本航空(JAL)をはじめとする航空会社は、1月~6月までの上期、7月~12月までの下期で運航ダイヤを変更することがあります。運航を開始・再開させたり、便数を増やしたり、状況によっては運休させることもあるでしょう。
航空会社は常に、顧客のニーズやシーズン毎の増減を把握し、調整と変更を行っています。
2015年、日本航空は国内線に関して、羽田空港発着線をメインに、需要や競争環境に適した便数や、運航機材の最適化を目標に取り組んできました。
日本航空を利用するユーザーの、更なる利便性向上を目指したものでもあり、ネットワーク幅も考慮されたものになっています。
では、ダイヤが実際どのように変更されているのか、簡単にご紹介します。
2015年1月から変化のあった、JAL・国内線の運航路線
<運航開始・再開>
・札幌(新千歳)- 静岡 3/29~
・名古屋(小牧)- 出雲 3/29~
・名古屋(小牧)- 北九州 3/29~
既存のフジドリームエアラインズ(FDA)運航の日本航空コードシェア線に加え、小牧-出雲線、小牧-北九州線が新設されました。上記3便は、FDAとのコードシェア(共同運航)になります。<増便>
・東京(羽田)-札幌(新千歳) 3/29~10/24 1日17便往復
・東京(羽田)-沖縄(那覇) 3/29~10/24 1日14便往復
・大阪(伊丹)-札幌(新千歳) 3/29~ 1日4便往復
変更増便数としては、羽田-新千歳線が1便、羽田-那覇線が2便、伊丹-新千歳線が1便です。
東京と大阪をメインに便数を増やした結果、大きな繁忙期が予想されたゴールデンウィーク期間(2015年4/28~5/6)の予約状況では、前年より9.6%増加して、約75万5922人でした。
座席の予約数は3.0%下がって、118万7327席でしたが、トータル的な予約率は7.3ポイント増えて63.7%と向上したようです。
予約率を方面別で見た場合も、関西方面が19.1%増、北海道が13.4%増、さらに九州方面が10.1%増など、全方面で大幅にプラス成長しています。
<運航休止・減便>
・東京(羽田)-大阪(伊丹) 3/29~ 1日15便
・東京(羽田)-出雲 3/29~ 1日5便
・大阪(関西)-札幌(新千歳) 3/29~ 1日3便
変更減便数としては、羽田-伊丹線、羽田-出雲線、関西-新千歳線もそれぞれ1便ずつの減便になっています。
2015年上期で、変更された路線について簡単に紹介しましたが、日本航空は2015年から2016年度を、「新たな成長を実現し、中期経営計画を達成する期間」と明示しています。
具体的に挙げているのが、安全運航を大前提に、路線のネットワークやコスト競争力、ブランド力を追求してくこと。他社との差別化をより高めていくことなどを、方針としています。
未だ発展途中のJALですが、運航ダイヤの予定は、シーズンや顧客の流れで変わっていくもの。
更なる国内線ネットワーク拡大を目標に、日本航空はこれからも尽力し続けていきます。