ジェットスターの機内持込み手荷物のルールは厳しい?ジェットスター国内線を利用するときの手荷物の条件
2022年02月7日
ジェットスターの機内持込み手荷物のルールが厳しいことはご存知でしょうか。
航空会社が機内持込み手荷物に制限を設けるのは、飛行機を安全に運航するためです。なぜなら客室内の収納スペースには限りがあり、飛行機の重量バランスを調整する必要があるからです。
搭乗する当日に空港で慌てることがないよう、ジェットスターの機内持込み手荷物の制限を超過しないようにする方法、手荷物の重量枠を増やす追加料金について解説します。
ジェットスター機内持込み手荷物の条件
ジェットスターの機内持込み手荷物は、『キャリーケースなどの荷物』と『身の回り品』で条件が異なります。
また、液体物についても制限があるので事前にチェックしておきましょう。
機内持込み手荷物の個数・重量
ジェットスターの機内持込み手荷物の個数と重量は以下のようになっています。
・ キャリーケースなどの荷物1個とハンドバッグなどの身の回り品1個の計2個
・ 全ての手荷物合わせて7kgまで
ちなみにJALとANAの機内持込み手荷物の重量制限は10kgまでとなっています。
他の航空会社と比べると重量の制限が厳しいのが分かります。
機内持込み手荷物のサイズ
・ キャリーケースは『高さ56cm×幅36cm×奥行き23cm』(ハンドル、ポケット、キャスター含む)
・ スーツカバーは『高さ114cm×幅60cm×奥行き11cm』
・ 身の回り品は座席下に収まるサイズ
※非常口座席は頭上のロッカー収納となります。
サイズを超過すると客室内の収納スペースに入らない可能性があるため、厳密にサイズが決められています。
液体物の持込み制限
ジェットスター国内線では、危険物だと判断される物は機内への持込みができません。
機内に持込めない危険物の例は以下の通りです。
・ 引火性液体
・ 高圧ガスを含むスプレーなど
・ 酒類
・ 接着剤
・ 塗料
・ 漂白剤
・ 殺虫剤
・ 塩酸
化粧品や医薬品は、以下の要件を満たすものであれば持込みできます。
なお、以下の数量は機内持込み、預け荷物を合わせての量となるので注意してください。
・ 1容器あたり0.5kgまたは0.5L以下
・ 1人あたり2kgまたは2Lまで
スプレー缶に関しては化粧品や医薬品に該当するものであれば持込みできますが、殺虫剤などのスプレー缶は持込み、預け入れともに不可です。
基本的に肌につける用途のスプレー缶であれば持込めます。
機内持込み制限を超えないようにする方法|超過しやすい場面や注意点
「機内に持込もうと思っていた手荷物を急遽空港で預けなくてはいけなくなった」などのトラブルを避けるため、制限を超えないようにする方法や注意点を紹介します。
空港で買ったお土産品も手荷物の対象
空港のお土産店で買った荷物も機内持込み手荷物の個数、重量、サイズの制限対象となります。
お土産品の超過だけで追加料金を支払はなくてはいけないということもあり得るので、お土産を多く買った場合は、飛行機に乗る前にひとつの鞄や袋にまとめておくことをおすすめします。
帰りの便は超過しやすいので注意
復路の方がお土産品や現地で調達したものなどで、荷物が増えることが多いので注意が必要です。
荷物の重さをチェックしながら収納することをおすすめしますが、復路はホテルや滞在先で荷物の重さを測るのが難しい場合もあります。
そのような場面で、荷物の重さをチェックする方法を紹介します。
預ける前に空港の手荷物はかりでチェックする
空港に荷物の重さを測るはかり台が設置されている場合があります。
チェックインカウンターに向かう前にはかり台で荷物の重さをチェックしておけば、安心してチェックインすることができます。
手荷物はかりを持参する
利用する空港にはかり台が設置されているかどうか分からない場合は、持ち運び用の「荷物はかり」を持参しておくと安心です。
コンパクトで使い勝手のいいものが販売されていますのでで、よく飛行機を利用する方は1つ持っておくと重宝します。
同行者と荷物を分散させる
同行する家族や友人の荷物に余裕がありそうなときは、自分の荷物の一部を移させてもらう方法もあります。
ジェットスターの機内持込み手荷物の制限は『1人7kg』までなので、上手く分散させれば2人なら14kgまで持込むことができます。
係員による手荷物チェックの有無
ジェットスターでは各所で重量チェックを行っています。
チェックインカウンターや搭乗口で重量をチェックされるので、飛行機に乗る直前で機内へ持込めないことが分かるという可能性もあります。
ジェットスターは他の航空会社に比べると重量チェックを厳密に行なっているので、「これくらい大丈夫だろう」と油断せず、事前に対策をしておくと安心です。
超過してしまったときはどうするの?追加料金について
「事前に対策したけどどうしても重量を超えてしまった」「確実に超えてしまいそう」といった場合には、追加料金を支払うことで機内に持込める手荷物の許容量を増やすことができます。
追加機内持込み手荷物料金の基本情報
追加料金の申し込みをするタイミングによって料金が異なるので、それぞれの場面ごとの料金を解説します。
予約の際に手荷物追加オプションを購入する場合
航空券の予約時もしくは予約後に、プラス7kgの手荷物追加オプションを購入することができます。
オプションの料金は予約時で約1,300円、予約後は約2,000円です。
ただし、このオプションは先着順となっているので、購入を考えている方は早めに手続きすることをおすすめします。
空港でのチェックイン時に追加購入する場合
空港のカウンターで追加購入することができます。
料金は4,000円です。
予約時と比べると大幅な値上げとなります。
搭乗ゲートで追加購入する場合
搭乗ゲートで追加購入する場合は4,500円です。
チェックインカウンターで購入するよりもさらに高くなるので、荷物が重くなりそうな方は注意してください。
受託手荷物として預けることはできる?預け荷物の追加料金
受託手荷物(空港カウンターで預ける手荷物)はジェットスターの場合、全て有料です。
機内持込みする予定だった手荷物を受託手荷物として預ける場合、追加料金を支払う必要があります。
重量枠は15kgから5kg単位で料金が変わり、15kg以下の荷物の場合にも15kgの料金が適用されます。
受託手荷物の追加についても、購入するタイミングで料金が異なるので購入される場合は早めに手続きすることをおすすめします。
空港でのチェックイン時に購入する場合
空港のカウンターでは3,600円で購入できます。
(15kgの重量枠を購入の場合)
なお、予約時または予約後に受託手荷物追加の手続きをすると、1,430円で15kgの受託手荷物枠を購入できます。
搭乗ゲートで購入する場合
搭乗ゲートで購入する場合は4,500円です。
チェックインカウンターで購入するよりも1,000円以上高くなるので、チェックインカウンターから搭乗ゲートまでの間で重量が超過しないよう注意が必要です。
受託手荷物の重量追加
機内持込み手荷物を受託手荷物にしたために、受託手荷物が重くなり重量枠を超えてしまった場合は、受託手荷物を1kg単位で追加することができます。
その場合の追加料金は1kg800円です。
まとめ
ジェットスターは安全に運航するため、機内持込み手荷物に関する条件を厳密に決めていています。
直前で戸惑うことがないよう、重量やサイズをチェックしてスムーズに搭乗できるようにしておきましょう。
料金は搭乗する直前は高いので、手荷物の重量が多くなりそうな場合は、事前にオプションをつけておくと安心です。