中部国際空港セントレアは成田空港、関西国際空港に次ぐ国際拠点空港です。以前は小牧空港(名古屋)が中部地方の拠点空港としての役割を担ってきましたが、市街地に立地しているため空港拡張と24時間化が困難であることから、2005年2月に常滑市沖の海上を埋め立てて中部国際空港セントレア(名古屋)が造られました。中部国際空港発表の2018年3月現在の就航都市と便数は、国内線が19都市、1日あたり84便、国際線が30都市、1週間あたり329便に及びます。2017年度の乗降客数は1,150万人を超え、国際線と国内線の割合は48.1%と51.9%となっています。開港当初は1,200万人を超える乗降客数がありましたが、リーマンショックによる景気後退や東日本大震災による自粛ムード、JAL(日本航空)の経営破たんによる路線撤退など立て続けに起きた外部要因の影響で、2011年には1,000万人を割り込みました。しかし、ジェットスター(Jetstar)やエアアジア・ジャパン(Air Asia Japan)のLCC2社が拠点空港とするなど、LCCの参入による活発化と好調なインバウンドなどから2012年度以降の旅客数は増加傾向に転じています。これに合わせてLCC向けターミナル新設工事が2019年供用開始に向けて進められています。中部国際空港セントレアから名古屋駅までは名鉄線を利用します。名古屋駅まで最短で結ぶのは、中部国際空港駅から神宮前駅までノンストップ運行するミュースカイで、所要時間28分です。