ANA、2015年10月25日秋冬ダイヤから「旅割55」を新設定
2022年07月5日
2015年8月、大手航空会社のANAは年末年始を含む冬ダイヤの運賃のリニューアルを発表しました。それによると、好評の早期予約割引である旅割プランが拡充されたため、より利用しやすくなったそうです。
早期予約割引プランに、55日前が追加に
同社が提供してきた早期割引プランの旅割、今までは75日前、45日前、28日前、21日前の全部で4種類でした。
ですが従来のプランだとどうしても75日前と45日前の期間が開きすぎてしまい、75日前までの予約ができなかった利用客は少々割高感を感じることが多かったよう。
そこで年末年始、という利用客が一気に増える繁忙期に55日前、というプランを投入。
これによって今まで割高感を感じていた利用客も損をした気分になることなく、早期予約割引を利用できるようになりました。
またこれによって同じく大手として肩を並べるJALと、ほぼ同様のサービスを提供できるようになります。
JALは名称は異なるものの以前から75日前、55日前、45日前と早期予約に対応したプランを展開してきました。
その点でいうと、ANAは少々出遅れたような印象があるかもしれません。
ですがあとから参入する、ということは裏を返せばJALやほかの航空会社のプランにはないサービスを提供することができる、ということ。
利用客のニーズを獲得できるかどうかは、そこにかかっているのかもしれません。
プラン新設にあわせ、取消手数料も見直しへ
同社は運賃のリニューアルにあわせて、取消手数料についても設定を変更したと発表しました。
今までは75日前、45日前それぞれのプランで異なっていた取消手数料の金額などを全て撤廃し、早期予約割引プランに関しては一律とするようです。
これによって今までどのプランが適用されるかによって万が一取消が必要になった場合の金額が異なっていたのがなくなり、非常にわかりやすくなりました。
これはやはり利用客の利便性を意識してのこと。
早期予約割引プラン利用の場合、割安で航空券を購入できる代わりに予約の変更は行っていません。
そのためどうしても出発日を変えたい場合はキャンセルしなければならなかったのですが、プランによって手数料の割合が違ったりしていたため、不便なうえにわかりにくかったそうです。
そうすると利用客は多少運賃が高くとも、予約の変更もきき取消手数料についてもわかりやすいプランを選んでしまいがちなのだとか。
ですがそれも今回の取消手数料の新設定によって解消されますので、早期予約割引プランを利用者は一層増えるのではないでしょうか。
利用客のちょっとした不満にこたえ、よりよいサービスを提供するのを第一としているANA。
早期予約割引プランをはじめ、これからもますます便利でお得に利用できるサービスの提供が期待されますね。