購入したLCCの航空券は予約変更・払い戻しが可能か?
2022年07月5日
近年、運賃の安さや就航便の増加で注目を集めているLCC(ローコストキャリア)。
国内線だけでなく、台湾や中国、韓国、ヨーロッパ圏の国々へも就航しており、低コストで旅行に行けるためとても人気です。
サービスを省くことで安価な航空券の提供を実現し、多くのユーザーを獲得していますが、サービスの簡略化は、予約変更したりキャンセルする必要のある場合に思わぬ落とし穴になることも。
今回は、LCCの中でもよく利用されるピーチ・ジェットスター・バニラエアの3つのキャリアの、予約変更や払い戻し方法、注意すべきポイントをご紹介いたします。
LCCでは予約変更・キャンセル・返金はできる?
≪ピーチ≫
運賃のタイプに関係なく、出発時刻1時間前までなら航空券を購入後も所定の手数料や運賃の差額を支払うことで変更ができます。また、本人都合の返金対応は不可となっていますが、台風や大雪などの天候が理由の欠航の場合は、同一区間の他の便で対応したり、返金対応が可能です。その際の手数料は航空会社負担となります。
≪ジェットスター≫
航空券を購入した後の変更などは、返金可能な運賃タイプのみできます。それ以外の運賃タイプでは、天候による欠航であっても予約変更・払い戻しはできません。返金可能でないチケットで予約し、搭乗できなかった際はその航空券は無効となります。
≪バニラエア≫
便や日付の変更は、公式サイトから国内線は出発時刻の40分前、国際線の場合は60分前までであれば、いつでも申込みができます。また、返金に関しては、返金可能な運賃タイプのみの対応となっています。
気を付けて! LCCならではの規制やコストリスク
LCCは運賃タイプで付与されるサービスが大きく違います。予約変更は期間内であれば可能であることが多いですが、払い戻しに関してはグレードの高い運賃タイプのみに絞られています。
ピーチでは「ハッピーピーチプラス」、ジェットスターでは「Max」、バニラエアでは「コミコミバニラ」といったように、1番グレードが高く、運賃も高めのタイプのみに付くサービスとなっています。
LCCを利用する際の計画は入念に
このように、航空券が安い分「変更などの融通がききづらい」というデメリットを持つLCCでの旅行は、いつもより念入りに計画を立てることをオススメします。
運航状況にダイレクトに影響する台風や積雪の時期をさけたり、「確実に搭乗できる」という日に設定したりするなど、より良い旅行にするためにも、航空券の予約前には充分な下調べや準備をしましょう。