初めてのレンタカーを借りる方へ：手順とポイント

誰でも初めてのレンタカーは不安があるものです。「初心者マークでも借りられる？」「借りるのに手間取ったらどうしよう」といった疑問や不安を感じている方もいることでしょう。

今回は、初めてレンタカーを利用する際に知っておきたい基本情報や注意点、便利なコツを解説します。

初めてのレンタカーは初心者マークでも借りられる？

レンタカーは有効な免許証を保持していれば契約できます。そのため、初心者マークの方でも借りることは可能です。ただし、レンタカー会社によっては以下のような制限や条件を設けている場合もあります。

• 年齢制限がある：一部のレンタカー会社では、店舗によって年齢制限をしている場合があります。不安な場合は、レンタル予定の店舗に確認してみましょう。
• 補償への加入が制限される：一部のレンタカー会社では、免許取得から1年未満の初心者マークの人の場合、NOC補償制度や免責補償制度へ加入できません。
• 車種が制限される：初心者マークの場合、レンタルできる車種が限られることがあります。　
• 同乗者が必要：初心者マークの人が運転する場合、免許取得後3年以上の経験者の同乗が必要になる場合があります。

レンタカーの予約方法

オンライン予約と店舗予約の違い

レンタカーを予約するには、「公式サイトでのオンライン予約」「店舗での直接予約」「比較サイトからの予約」と3つの方法があります。オンライン予約は、24時間いつでも予約できます。一方、店舗予約ではスタッフに直接相談しながら選べて、レンタカー初心者でも安心です。比較サイトからの予約は、各社の料金を比較して予約できます。たとえば、格安航空券センターでは乗り捨て可能な格安プランが揃っています。全国各地のレンタカー会社を一括比較して、最安値で予約できるのでおすすめです。

予約時に必要なもの

レンタカー予約には運転者の名前、連絡先、運転免許証などが必要です。また、クレジットカード情報が必要になることもありますので準備しておきましょう。

レンタカーの受け取り手順

受け取りの流れと必要な書類

予約が完了したら、レンタカーを受け取りに行きましょう。受け取りの際には、店頭にて運転免許証、クレジットカード、予約確認書が必要です。また、スタッフから車両の状態確認、簡単な使用説明があります。しっかりと聞くようにしましょう。

車両点検は大変重要

車を受け取る前に、スタッフと一緒に外装や内装の傷、タイヤの状態などをチェックします。問題があれば指摘し、気になることがあればすぐに確認してください。そうすることで返却時のトラブルを避けることができます。

レンタル中の注意点

保険と補償内容の確認

レンタカーを借りる際には、保険や補償内容について必ずご確認ください。初めてのレンタカーであれば、基本の保険だけでなく、万が一の事故に備えて補償に加入するのがおすすめです。

返却時のガソリンの取り扱い

レンタカーは、返却時に満タンにして返すのが一般的です。ガソリンルールについても必ず確認しておきましょう。

初めてのレンタカーをスムーズにするためのコツ

借りる車を選ぶポイント

レンタカー初心者であれば、小回りがきいて運転しやすい小型車や軽自動車を選ぶのがおすすめです。たとえば、ニッポンレンタカーで軽自動車を選ぶ場合。複数ある車種の中から「軽・乗用車」を選択後に「軽自動車」を選びます。そこからさらに、小回りがきいて狭い道でも運転しやすい「K-Aクラス」、室内空間の広い軽自動車クラス「K-B」クラスを選択できます。

利用時間帯を工夫する

初めてレンタカーを利用するならば、交通量の少ない時間帯を選んで安全運転に徹するのがおすすめです。余計なプレッシャーを減らせば、万が一の事故を避けられます。

レンタカーの返却手順と注意点

返却時のチェックポイント

返却時には、ガソリンの残量や外装の傷、車内の清掃状況をスタッフと一緒に確認します。

延滞料金について

レンタカーの返却時間に遅れてしまうと、延滞料金が発生します。返却時間に間に合うように、運転計画は余裕を持って立てるのがおすすめです。

初めてレンタカーを運転する際に覚えておきたい7つのポイント

レンタカーを借りる場合、慣れていない車を運転することになります。そのため、初めてレンタカーを借りる際には以下のポイントをチェックして、慎重かつ安全に運転しましょう。

車両の大きさや特徴を確認する

レンタカーを借りたら、乗車する前に車両の大きさや特徴を確認しましょう。車は種類によって大きさや形状、タイヤサイズなどさまざまな点で違いがあります。車種によって車幅感覚が異なりますので、レンタカーでは狭い道や駐車時に戸惑うことが少なくありません。特に、いつも運転している車よりも借りた車の方が大きい場合は、車幅感覚がかなり変わってぶつけたりこすったりするリスクが高まるので注意が必要です。

このようなことから、初めてのレンタカーでは乗車前に外から車体の大きさの違いや特徴を確認し、「普段乗っている車とは違う」とことを認識することが大切です。

もし不安があるようならば、乗り慣れているサイズよりも小さいサイズの車をレンタルするのがおすすめです。車幅がコンパクトになって小回りが利くため、初めてのレンタカーでも運転しやすく感じることでしょう。

操作方法をしっかり確認する

レンタルした車に乗り込んだら、車内装備の種類や位置、それらの操作方法について確認しましょう。

まずは運転に必要なウインカー、ワイパー、ヘッドライト、ハザードランプ、サイドブレーキ、カーナビなどを確認します。運転中にスムーズに操作できるように、位置や操作方法をしっかり確認しましょう。続いて、快適装備であるエアコン、オーディオなども確認します。快適装備は車種によって位置や操作方法が異なることが少なくないため、出発前にお試しで操作するのがおすすめです。また、運転する前にサイドミラーやバックミラーの位置も自分の目線に合わせて調整しておきましょう。

これら車内装備の種類や位置、操作方法がよくわからないという場合はレンタカーの店舗スタッフに聞きましょう。また、車を安全な場所に停め、レンタル時に渡されたマニュアル等を読んで確認しましょう。

アクセル・ブレーキを確認する

アクセルやブレーキの確認も初めてのレンタカーではやっておきたいことです。

レンタカーは普段乗っている車とは違い、アクセルやブレーキの効き具合に違和感を覚えることは少なくありません。車種によっても違いますし、同じ車種であっても若干の個体差があるためです。

可能であれば人気のない道で慣らし運転をする、それが難しければ最初のうちはゆっくり運転して感覚を掴むようにしましょう。アクセルやブレーキの感覚にどうしても慣れない、不安があるという場合は別の車に変更できないかスタッフに相談してみてください。

目視できる範囲を把握しておく

レンタカーの運転では、車内から目視できる範囲を確認しておくことも大切です。

車は、サイドミラーやバックミラーとともに目視により安全確認をしながら運転します。マイカーであれば自分に合わせてミラーは調整されていますし、フロントビューも見慣れていることでしょう。しかしレンタカーはいつもと感覚が違いますし、ミラーも調整されていません。そのためまずは借りた車や自分の座高に合わせてミラーを調整しましょう。

ミラーが調整できたら、目視できる範囲も確認します。フロントビューだけでなく、両サイドやバックビューも目視でどの程度確認できるのかを運転前にチェックしておきましょう。

保険は手厚くしておく

初めてのレンタカーであれば、保険はできる限り手厚くしておくのがおすすめです。

マイカーと違ってレンタカーは乗り慣れていない車です。特に初めてのレンタカーであれば、乗り慣れない車に乗るという行為自体に慣れていません。そのため、焦りや不安から心に余裕がなくなってしまい、事故につながることもあります。

レンタル時に保険をできる限り手厚くしておけば、万が一の際も安心です。何かあった場合でも備えがあれば心に余裕ができますので、安全運転しやすくなります。

旅行先では地域特性にも注意

初めてのレンタカーで旅行をするのであれば、旅行先の地域特性についても把握しておきましょう。たとえば、冬に北海道旅行を計画していてレンタカーを借りる予定があったとします。このケースでは、路面が凍結していて滑りやすいことが予想されますので、スタッドレスタイヤにすることはもちろん、より安全に運転する意識が必要です。また、夜間はかなり冷え込み凍結してしまうこともあります。そのため、「パーキングブレーキを使わない」「車両を固定するために輪止めを設置する」などの知識も必要になります。

こうしたことはレンタカー会社のスタッフからも説明されることがありますが、事前に自分で地域特性について調べる姿勢も持っておくと安心です。

初心者マークは自分で用意する

初めてのレンタカーかつ免許取得から1年未満であるならば、初心者マークは自分で用意しましょう。免許取得から1年未満のドライバーは、運転する車に初心者マークを貼り付ける義務があります。レンタカー会社で貸し出している場合もありますが、店舗ごとに用意されている数が違います。在庫がなくて貸してもらえないこともありますので、初心者マークは自分で用意しておくのが無難です。

初めてのレンタカー利用でのよくある質問

未成年でもレンタカーを借りられる？

未成年でもレンタカーを借りることは可能です。しかし、レンタカー会社によっては、年齢制限をしている場合もあります。たとえば、「21歳以上から」「親の同意書が必要」などです。当日になって車を借りられないことがないように、事前に店舗に確認しましょう。

国際免許証でレンタルは可能？

外国籍の人が日本でレンタカーを借りる場合は、国際免許証が必要です。また、一部のレンタカー会社では追加の書類を求められることもあります。詳細はレンタカー会社にご確認ください。

まとめ

初めてレンタカーを利用する際には、予約から返却までの手順を把握しておくと安心です。焦って事故を起こしてしまうことがないように、本記事を参考に予習をしておきましょう。安全で快適なレンタカー体験をお楽しみください。