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スカイマークのPassbook/wallet対応ではチェックイン手続きをスキップできないって本当?

2024年02月9日

スカイマークがiPhone専用アプリケーションである「Passbook/wallet」に対応していることをご存知でしょうか。
Passbook/walletを活用すれば、煩わしいチェックインの手続きが省略できるため、忙しいビジネスマンの方の間で評価が高まっています。

この記事では、スカイマークが対応したPassbook/walletの登録の仕方や活用方法、利用時における注意点などを解説していますので参考にしてください。

Passbook/walletとは?

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Passbook/Walletとは、クレジットカードやデビットカード、搭乗券、映画のチケット、お店のクーポンやポイントカードなどを1つにまとめて管理することができる、iOSの便利なアプリケーションです。
iOS6からiOS8までは「Passbook」という名称で標準搭載され、iOS9以降は「Wallet」に名称を変えています。

Passbook/Walletの便利な使い方

Passbook/Walletの使い方を、映画のチケットを例に紹介しましょう。
インターネットで映画のチケットを購入すると、QRコードがPassbook/Walletにダウンロードされます。
映画館に行ったら、ダウンロードされたQRコードを画面に表示し、発券機にかざすだけでチケットが発券されます。
予約番号を控えたり、控えた番号を発券機に入力したりする手間が省ける便利なシステムです。
また、スマートフォンさえ持っていれば、スマートフォンの画面に表示したQRコードを発券機にかざすだけで事足りるので、とてもスマートです。

iPhone専用

Passbook/WalletはiPhone専用アプリケーションですので、iPhone、iPod touch端末、Apple Watchでないと利用できません。
iPadやAndroid™端末では利用できないので注意してください。

スカイマークのPassbook/Wallet登録や削除の方法

スカイマークにおけるPassbook/Walletの登録や削除の仕方などを紹介します。

Passbook/Walletへの登録の仕方

スカイマークでチケットを予約・購入したら、スマートフォンの予約確認画面から登録します。
予約確認画面の中ほどにある「Passbookに追加」ボタンをタップすると、QRコードのついた「搭乗券」と書かれた画面が表示されます。
画面右上に青字で【追加】と書かれたところをタップすれば登録完了です。
予約確認画面は、スカイマークホームページの【確認・購入・変更】の項目から【予約確認・購入】のボタンをタップして、「予約番号から確認」、「(旅行代理店で通知された)照会番号から確認」、「予約内容をメールで確認」の3通りから選んで進むと表示されます。

iマークで搭乗案内

QRコードのついた「搭乗券」と書かれた画面の右下に、小さな「i」マークがあります。
ここをタップすると搭乗に関する案内が表示されるので、確認してください。

区間ごとに登録

Passbook/Walletへの登録は、区間ごとに必要です。
往復や乗継便のチケットを購入した方は、それぞれの区間ごとに登録してください。

変更の都度再登録

Passbook/Walletに登録した後に、予約した便の座席や人数等を変更した場合、変更内容はPassbook/Walletに自動反映されません。
変更したらその都度、予約確認画面からあらためて「Passbookに追加」の手続きをする必要があります。

自動削除されない

Passbook/Walletに登録した区間の便に搭乗した後の使用済みQRコードは、自身で削除の操作をしなければなりません。
削除の仕方を紹介しましょう。

削除の方法

Passbook/Walletにアクセスし、搭乗した区間の便のQRコードを画面に表示させ、画面右下の「i」マークをタップします。
画面左上の【削除】ボタンをタップすれば、削除完了です。

スカイマークのPassbook/Wallet対応の問題点

航空会社がPassbook/Walletに対応すると、システム上とてもメリットがあるのですが、
スカイマークにおけるPassbook/Walletには、実は大きな問題点があるのです。

航空会社におけるPassbook/Wallet対応のメリット

この記事の最初の項で説明したように、Passbook/Walletの便利な点は、QRコードをかざすだけで手続きが完了するところにあります。
航空機の場合で言えば、スマートフォンに表示されたQRコードを読み取り機械にかざすだけで、面倒なチェックインの手続きが済んでしまいます。
すでに大手のJALやANAでは、スマートフォンをモバイル搭乗券として活用したサービスが導入されており、JALでは「タッチ&ゴーサービス」、ANAでは「スキップサービス」と呼ばれています。
乗客は、空港に着いたらカウンターや自動チェックイン機による搭乗の手続きを経ずに、直接保安検査場へ向かうことができ、紙の搭乗券を提示する代わりに、スマホに表示されたQRコードの画面を読み取り機にかざします。
搭乗口でも同様に、スマホを読み取り機にかざすだけで搭乗できます。
従来のような紙の搭乗券を必要としないため、チェックインの手続きをする必要がありません。
通常、チェックインの手続きには時間がかかり、夏休みや年末年始などの繁忙期には、カウンターや自動チェックイン機の前に長蛇の列ができています。
しかも、ここで発券される搭乗券は、保安検査場や搭乗口で必要となるため、なくさないようにしなければなりません。
トイレに行くときや荷物を持って移動するときも、小さく折りたたんでしまっておくができないため、常に手に持っていなければならず非常に煩わしく感じます。
しかし、スマートフォンそのものを搭乗券とするなら、こうした煩わしさから解放され、スムーズでスピーディな搭乗が可能です。
空港に着くなり直接保安検査場へ向かえるので時間の節約にもなり、深夜便や早朝便を利用する方や、忙しいビジネスマンに好都合です。
また、航空会社からすれば、紙の搭乗券を発行する必要がなくなるため、エコ化やコストの削減につながります。
こうしたアプリの活用は、乗客にとっても航空会社にとっても好ましい、次世代型デジタルサービスといえます。

ペーパーレスチェックインができない

しかし、スカイマークにおける現行のPassbook/Walletでは、JALやANAのようにモバイル搭乗券として使用することができません。
Passbook/Walletに登録しても、それがそのまま搭乗手続きに直結しておらず、従来通り、紙の搭乗券を必要とします。
そのため、空港に着いても直接搭乗口へ向かうことはできず、必ずカウンターか自動チェックイン機でチェックインの手続きをしなければなりません。
JALやANAでペーパーレスチェックインに慣れた方からすると、スカイマークではPassbook/Walletに登録する意味がないのではないか?と感じるようです。
では、スカイマークでPassbook/Walletに登録するメリットは何かあるのでしょうか。

スカイマークのPassbook/Wallet対応の活用方法

スカイマークでPassbook/Walletに登録すると、どういったことができるようになるのでしょうか。

チェックイン用バーコードの表示

Passbook/Walletで表示されるQRコードは、チェックインの手続きの際に必要な、チェックイン用バーコードとして使用できます。
スカイマークではチェックイン手続きの際、チェックイン用バーコード、予約番号、照会番号などの中からいずれか1つを必要とします。
チェックイン用バーコードは、通常、スマートフォンでスカイマークのホームページから予約確認画面へと進んで取得し、表示された2次元バーコード(チェックイン用バーコード)を画面メモに保存するか印刷して使用するという煩雑な操作が必要です。
チェックインの手続きは、出発時刻の20分前までに済ませなければならないので、急いでいると時は焦ってしまいます。
Passbook/WalletならQRコード(チェックイン用バーコード)を簡単に表示できるため、チェックインの手続きを素早く終えられるメリットがあります。

搭乗便変更時の通知機能

搭乗予定便の出発時刻等に変更があった場合、スマートフォンに通知メッセージが届きます。
Passbook/Walletの画面にアクセスすると、変更部分に黄色い丸印がついているので、一目で変更事項がわかります。
通常、搭乗便の変更事項に関しては、スカイマークのホームページのお知らせをチェックするのですが、Passbook/Walletに登録すればスカイマーク側から知らせてくれるため、素早く確認ができます。

スカイマークのPassbook/Wallet対応の課題

Passbook/Walletに登録すると、搭乗手続きの際に必要なチェックイン用バーコードとして使用ができたり、運航状況の変更等を知らせてくれたりするメリットがあります。
しかし、課題もあります。

ペーパーレスチェックインの実現

スカイマークにおけるPassbook/Wallet対応での最大の課題は、なんといってもスマートフォンだけでチェックインの手続きが完了する、モバイル搭乗券としての運用を実現することにあります。
空港に着いたら、カウンターや自動チェックイン機で行うチェックイン手続きをスキップして、直接搭乗口へ向かえるようにするだけでも、大幅な時間の節約と手間の削減が図れます。
また、荷物預けカウンターや保安検査場、搭乗ゲートで必要となる紙の搭乗券を、なくさず、折りたたまず手に持っていなければならない煩わしさからも解放されます。
早朝便や深夜便を出張で利用することの多いビジネスマンにとっては、特に実現が期待されるところでしょう。
スマートフォンをかざすだけでスマートに搭乗できる、システムの早期開発が待たれます。

予約変更反映の実現

現行のシステムでは、予約した内容が変わった場合、自分で登録し直さなければならず、とても面倒です。
変更があった場合は、自動でPassbook/walletに反映されるようになることが望まれます。

自動削除の実現

Passbook/walletに登録した便に乗った後は、自動的に削除されるようになることも課題の1つといえるでしょう。
複数の予約便を登録しているビジネスマンなどにとっては、毎回乗った後に自分で削除の操作を行うのはとても面倒です。
忙しくて削除するのを忘れると、その後の搭乗の際、どれが予定便のQRコードかわからなくなってしてしまう可能性もあります。
搭乗した後は、自動的に削除されるようになるシステムの開発が待たれます。

まとめ

スカイマークの搭乗システムは、まだ完全なデジタル化ができていません。
ペーパーレスチェックインで先行するJALやANAのような対応ができるには、もう少し時間がかかりそうです。
現在はPassbook/walletに登録しても、紙の搭乗券を必要とするためこれまでのチェックイン手続きと大きく変わることはありませんが、iPhoneユーザーでスカイマークに乗る機会が多い方は、運航状況の確認のために登録しておくことをおすすめします。

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