スカイマークが悪天候で欠航!振替・払い戻し・キャンセルの方法は?
2024年02月9日
スカイマークは、「大手航空会社と比べて安く利用できる航空会社」「運賃が安いのにLCC以上のサービスを受けられる」と評判です。
羽田空港や神戸空港などの11空港を拠点に、国内で計20路線を就航しています。
スカイマーク便を利用すればお得に旅行できますが、時期によっては台風などの悪天候で欠航してしまう可能性があります。
欠航した場合、購入した航空券のキャンセルや払い戻し、搭乗便の振替ができるかどうか不安な方は多いのではないでしょうか。
航空券購入後の予約変更や払い戻し方法について事前に把握していれば、万が一のときに慌てることなく対応できるでしょう。
そこで今回は、スカイマークの搭乗予定便が悪天候で欠航してしまった場合のキャンセルや払い戻しの方法、他の便への振替が可能かどうかついて紹介します。
スカイマーク便を利用する方は、ぜひ参考にしてください。
悪天候による欠航時のスカイマークの対応
飛行機の運航に危険が及ぶと判断された場合、搭乗予定便が欠航してしまうことがあります。
飛行機が欠航する理由は、大きく分けて「会社都合」と「不可抗力」の2パターンです。
「会社都合」は航空会社に責任があるパターンで、機材トラブルやシステム障害などが該当します。
飛行機でトラブルは乗客の命に直結するため、とても慎重に整備が行われていますが、万が一出発前に機材トラブルが見つかった場合は、急きょ欠航の判断が下されてしまいます。
また、「不可抗力」は大雪や台風などの悪天候で飛行機が欠航するパターンです。
悪天候の場合、飛行機を欠航せざるを得ない明確な基準があるわけではないため、出発地点と到着地点、予定空路の天候状況を見て判断されます。
搭乗予定便の欠航や大幅な遅延が発生する場合、運航状況を事前にメールアドレスへ知らせてくれるサービスがあるので、予約の際にメールアドレスを登録しておいたほうがよいでしょう。
会社都合と不可効力では、欠航時の航空会社の対応が大きく異なります。これはスカイマークでも同様です。
スカイマークの会社都合で欠航する場合は、次の対応を行ってくれます。
・スカイマーク以外の航空会社の飛行機または飛行機以外の交通機関への振替
・払い戻し
・有効期間の延長
ただし、移動手段の変更によるホテルの宿泊手配や費用の負担には対応していないので注意しましょう。
また、搭乗日が翌日に延びてしまう場合でも、スカイマーク側がホテルや食事の提供を行うことはありません。
一方、スカイマークの搭乗予定便が悪天候の影響により、60分以上遅延・欠航した場合、または引き返しや目的地変更などの運行状況に影響が見込まれる場合の対応は次の通りです。
・スカイマーク便同一区間における予約の変更
・払い戻し
・有効期間の延長
予約便の変更は、スカイマークが運航する同一区間の別の便に振替可能です。
しかし、会社都合の場合と異なり、他社便への変更はできません。
また、会社都合の場合と同様、ホテルや食事の提供も行いません。
なお、悪天候が原因で飛行機が欠航する場合、空港カウンターがかなり混雑するため、手続きにはかなりの時間を要します。
急いでいる時は、自分で他の交通手段を手配することを考えたほうがよいでしょう。
スカイマーク便の振替ができる?
先述したように、
スカイマーク便が悪天候で欠航した場合、スカイマークでは、
・予約の変更
・払い戻し
といった対応を行ってくれます。
予約の変更とは、スカイマークが運航する同一区間の別の便に振替対応してくれるということです。
もし航空券の有効期間内に搭乗できなくても、搭乗予定日を含めた30日以内の便に空席があれば、スカイマークが運航する同一区間の別の便に予約変更が可能です。
これは、他の航空会社にはないスカイマークならではの対応です。
また、往路便の遅延・欠航に伴う復路便や乗り継ぎ便についても変更できるので、往路便の変更と同時に申し出ましょう。
なお、予約便の変更は1回しかできないので、搭乗したい便をしっかり確認したうえで振替手続きを行いましょう。
また、悪天候による欠航では他社便への変更ができません。
悪天候でスカイマーク便が欠航した場合、たとえ1時間後に他社便が運航しそうでな場合でも、他社への振替ができない点は頭に入れておいてください。
振替便の手続き方法
振替の手続きは、搭乗予定日から起算して10日以内にWEBサイト、予約センター、空港カウンターで行う必要があります。
もし変更後の運賃額が購入時より高くなっても、無料で変更してくれます。
逆に、購入時の運賃額が変更後より高い場合には、差額分を返金してもらえます。
そのため、金額的には、払い戻しを行うより振替手続きをしたほうがお得です。
なお、大人普通運賃、小児運賃、障がい者割引運賃以外の運賃では差額の調整はしてもらえません。
例えば、いま得でチケットを買った場合、予約便変更の際に運賃の差額が生じたら差額を支払う必要があるので注意が必要です。
また、振替手続きを行う際、空港カウンターには長い行列ができますので、欠航を知ったらなるべく早く並びましょう。
翌日便は並んでいる間にどんどん埋まってしまうため、希望の便に振替できない可能性があります。
もし振替便がすぐに分かるようであれば、カウンターでの手続きを待たずにWEB予約を行うことをおすすめします。
ただし、運賃種別や支払方法、予約状況によっては振替できない場合があるので、不安な方は予約センターか空港カウンターまで問い合わせてください。
また、万が一30日間の延長期間内に搭乗できない場合や、そもそも飛行機を利用する理由がなくなった場合は、払い戻しをしたほうがよいでしょう。
キャンセルの手順は?
搭乗予定便のキャンセル手続きは、全国のスカイマーク空港カウンター・予約センター、またはスカイマークのWEBサイトから行えます。
WEBサイトでは、「ご予約の確認」画面内の、
・搭乗便の変更
・搭乗者の取消
・搭乗便の取消
・ご予約の取消
の各メニューから手続き可能です。
予約便の出発予定時刻を過ぎた後でも、出発予定日から起算して10日以内であればWEBサイトでの変更が可能です。
なお、WEBサイトでは運航に影響が見込まれる便を含む往復一括での取消手続きしかできません。
それ以外の変更、払い戻しについては 予約センターまたは空港カウンターに問い合わせる必要があります。
往路が対象便の場合は、予約便出発予定日から起算して10日以内に手続きを完了すれば問題ありません。
また、復路が対象便の場合は、往路の出発予定時刻前まで手続きを行ってください。
なお、旅行代理店で購入した航空券のキャンセルは、旅行会社でのみ取り扱いが可能となっているので、直接旅行代理店に確認しましょう。
キャンセル時は払い戻しされる?
悪天候によってスカイマークの予約便が欠航した場合、キャンセル時の全額払い戻しが保障されています。
普通運賃で購入した航空券だけでなく、いま得などの割引運賃で購入した航空券も払い戻しの対象となります。
したがって、振替便を待つことができないなどの理由で飛行機への搭乗自体を取り消す場合は、払い戻し手続きを行ったほうがよいでしょう。
払い戻し手続きは、振替時と同様、全国のスカイマーク空港カウンター・予約センター、またはスカイマークWEBサイトから申し込めます。
WEBサイトの場合、欠航便や運航に影響が見込まれる便を含む往復予約の全旅程取消しか手続きできません。この点も振替手続き時と同じです。
もし出発予定時刻を過ぎてしまっても、搭乗予定日から起算して10日以内であればスカイマークWEBサイトで払い戻しの手続きが行えます。
ただし、10日を過ぎてしまうと払い戻し手続きはできなくなりますので、遅延して払い戻しをしてもらう場合はできるだけ早く手続きしたほうがよいでしょう。
ただし、予約状況によってはWEBサイトでは行えない可能性があります。
そういった場合には、予約センターや空港カウンターで手続きを行わなければなりません。
なお、同じ欠航便の人たちが殺到してカウンターはかなり混み合うため、急ぎの予定がある場合は、払い戻し手続きは後回しにしたほうがよいかもしれません。
運賃額の返金方法は?
航空券の購入代金をクレジットカードで支払っていた場合は、クレジットカード会社を通して返金されます。
コンビニ支払いの場合は、空港のカウンターか銀行振込で返金されます。
旅行代理店で購入している場合は、旅行代理店に申し出れば直接その場で返金してもらえます。
いずれにしても、欠航便の運賃額は必ず全額返金してもらえますので、安心して払い戻し手続きを行いましょう。
手数料は発生するの?
スカイマークの搭乗予定便が悪天候の影響で欠航した場合、往路便・復路便のいずれにおいても予約変更・払い戻し手数料は発生しません。
いま得で買ったチケットでも手数料がかかることなく予約便の変更や払い戻しが可能です。
スカイマーク便が欠航する際、手数料なしでの振替・払い戻しを実施する便が決定したらスカイマークWEBサイトのTOPページに「特別なお知らせ」として掲載されるので、きちんと確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、スカイマークの搭乗予定便が悪天候で欠航してしまった場合の対処法を紹介しました。
スカイマークの予約便が台風などの悪天候が理由で欠航した場合、
・予約便の変更(振替)
・払い戻し
・有効期間の延長
が可能です。
ただし、欠航の理由が悪天候などの不可抗力ではなく、機材トラブルなどの会社都合だった場合は対応が異なります。
搭乗予定便が欠航する場合は、事前にメールなどで連絡が来る可能性があります。
メールの連絡がなくても、ホームページには必ず掲示されるので、搭乗予定日にはスカイマークのホームページを必ず確認しましょう。
まずはどのような理由で欠航したのかをよく確認してから、慌てずに手続きを行ってください。
振替できる場合は、なるべく早く手続きを済ませるのがおすすめです。