スカイマークの空席待ちで座席を確保する方法とは？裏技まで徹底解説！

仕事や学業の都合で、搭乗予定の航空便を急遽変更しなければならないケースは少なくありません。
しかし、そういうときに限って、搭乗したい便が満席で、予約できないといった事態がよく起きます。
そんな緊急時に利用できるのが、飛行機の空席待ち。
空席待ちは、満席状態の飛行機に乗るための最後の手段と言っても過言ではありません。
大手航空会社をはじめ、各航空会社には空席待ちのシステムが導入されています。
現在、JAL・ANAに次いで国内第3位の規模を誇るスカイマークでも、空席待ちの利用が可能です。
しかし、スカイマークの空席待ちのシステムは、JALやANAとは大きく異なります。
スカイマークの空席待ちの仕組みや予約方法を知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スカイマークの空席待ちについて、予約方法や空席を確保しやすいタイミングなどを紹介します。
スカイマークの利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スカイマークの空席待ちとは？

空席待ちとは、満席の便に対してキャンセル待ちを申請して、空席が出るのを待つ仕組みです。
搭乗日当日に予約キャンセルが出る可能性は、数は少ないもののゼロではありません。
ほとんどの航空会社は空席待ちのシステムを導入しており、スカイマークでも空席待ちが可能です。
スカイマークでは、搭乗予定便を変更したい場合や、予約なしでの搭乗を希望する場合、希望の便が満席状態だと空席待ちを利用することになります。
しかし、インターネットで空席待ちの予約ができるANAやJALとは異なり、スカイマークでは出発日当日に、出発空港でしか空席待ちの受付けを行っていません。
また、スカイマークでは、早く受付けが済んだ人から優先的に空席待ちを案内されます。
要するに、「早い者勝ち」で空席待ちを利用できるシステムとなっています。

スカイマーク空席待ちの予約方法

先述した通り、スカイマークで空席待ちをする場合、出発日当日に空港のカウンターで直接手続きする必要があります。
スカイマークで空席待ちをするには、まず空港カウンターで、「空席待ちカード」を発行してもらわなければなりません。
なお、事前に手荷物は預けられないので注意が必要です。
また、自動チェックイン機では対応していないので、必ず係員のいるカウンターで手続きしてください。
手続きが済んだら、呼び出し時間まで待機します。
呼び出しは出発時刻の20分前から行われます。
自分の番号が呼び出された際に申し出をしないと、空席待ちは無効になってしまいます。
呼び出し開始時刻が近づいたら必ず受付カウンター周辺で待機しましょう。
自分の番号が呼ばれて搭乗が確定したら運賃を支払って、搭乗手続きを行います。
前日まで満席でも当日になってキャンセルが出る可能性はあるので、どうしても空席待ちを利用したい方は空港カウンターに直接行ってみてください。

スカイマーク空席待ちの裏ワザ

空席待ちは、希望の便が満席状態の場合に利用できる便利なシステムです。
しかし、スカイマークの場合、出発日当日の空港カウンター以外では、空席待ちの手続きを行っていません。
また、当日空港で早く受付けてもらった人から優先的に案内されるため、「早い者勝ち」で座席を確保できるシステムとなっています。
「早い者勝ち」なので、空席待ち希望者が少なければ空席確保の確率は上がりますが、逆に希望者が多ければ確率はかなり下がってしまいます。
運が良ければ座席を確保できますが、運が悪ければ飛行機に搭乗できません。
空港で立ち往生するだけでなく、時間も交通費も無駄になってしまいます。
もし空席待ちを利用しなければならない場合、1％でも座席確保の確率を上げたいところ。
そこで、スカマークの空席待ちで、座席確保の確率を上げる裏ワザを紹介します。

空席照会でキャンセルをチェック！

スカイマークは、ホームページ上の空席照会で通常の予約を行えます。
この空席照会を頻繁に確認しておくことで、空席確保の確率が上がる可能性があります。
なぜなら、スカイマークでは、当日以外で予約のキャンセルが入ると、ホームページ上で航空券を再販するケースがあるからです。
予約のキャンセルは、翌日の深夜0時～2時ごろにかけて空席照会システムに反映されると言われています。
そのため、前日には満席状態でも、日付が変わったら空席になっている場合があるのです。
当日の空港でキャンセル待ちをする前に、まずは再販される航空券を確保できるか試してみてください。
ただし、仮に空席が出たとしてもすぐに他の人が予約してしまうかもしれません。
どうしてもその便に搭乗したい場合は、0時ごろから空席照会を確認して、キャンセルが出ないかこまめにチェックしましょう。

スカイマークの運賃種と取消・払戻手数料について知っておこう！

スカイマークの運賃種について

ちなみに、もしスカイマークの空席待ちで座席を確保できたとしても、航空券が安くなるわけではないので注意してください。
キャンセル待ちで航空券が安くなるのは、JALのスカイメイトなどの一部航空会社のみ。
スカイマークには、出発前日と当日の2日間に予約できるU21直前割やシニアメイト1といった割引運賃がありますが、どちらも年齢制限があります。
それ以外の運賃種で空席待ちを行っても、普通運賃額となってしまうため、運賃が安くなることはありません。
スカイマークには当日～1日前まで利用できる運賃種が複数あるので、時間に余裕のある方は下記運賃種の利用を検討してみてください。

当日～1日前まで利用可能なスカイマークの運賃種

・普通運賃
・障がい者割引運賃
・U21直前割（21歳以下限定・出発前日～当日まで発売）
・シニアメイト1（満60歳以上限定・出発前日～当日まで発売）
・たす得（出発1日前まで・発売開始日～出発前日まで発売）

スカイマークでは、普通運賃以外にも、これだけの運賃種が搭乗日当日まで残っている可能性があります。空席待ちをする前に、ホームページの空席照会で、搭乗時間を変えて確認してみましょう。

当日利用不可な運賃種

・いま得（出発3日前まで）

最大で半額以下まで値引きされる「いま得」は、当日～前日の予約や空席待ちには利用できません。
「いま得」は人気の高い運賃種なので、出発日までの期間を逆算して早めの予約を心掛けましょう。

スカイマークの取消手数料・払戻について

スカイマークでは、航空券の予約を取り消す際に手数料が発生する場合があります。
また、取消手数料は、運賃種や取消期間によって異なります。
航空券の予約を取り消す場合、取消手数料を払いたくないと考える方は多いはずなので、取消手数料が発生する直前はキャンセルが出やすいタイミングということになります。
したがって、取消手数料の発生期間を把握していれば、キャンセルが出やすいタイミングが分ります。
スカイマークの下記の運賃種は、出発時刻前に予約の取消を行えば、取消手数料は発生しません。

航空券購入後～出発時刻までの取消で手数料が発生しない運賃種

・普通運賃（大人・小児）
・障がい者割引運賃
・SKYビジネス
・乗継運賃

出発時刻まで予約の取消手数料が発生しないため、搭乗日当日になって予約がキャンセルされる可能性は十分にあると言えるでしょう。
一方、出発時刻前でも取消手数料が発生してしまう運賃種は下記になります。

航空券購入後～出発時刻までの取消で手数料が発生する運賃種と取消手数料額

・いま得・・・購入日～30日前：4,000円/29日前～出発時刻前：5,000円
・たす得・・・購入直後～出発時刻前2,500円
・U21直前割・・・購入直後～出発時刻前5,000円
・シニアメイト1・・・購入直後～出発時刻前5,000円

また、出発時刻以降に予約の取消を行う場合、下記の運賃種では一律5,000円の手数料が発生します。

出発時刻以降の予約取消で5,000円の手数料が発生する運賃種

・普通運賃
・障がい者割引運賃
・SKYビジネス

なお、出発前に払戻をする場合、払戻手数料額は、取消日にかかわらず、大人も子供も1人・1
区間につき、一律500円の手数料が発生します。
普通運賃・障がい者割引運賃・SKYビジネスの予約の取消と払戻を出発時刻前に行った場合、手数料は500円しか発生しません。
したがって、スカイマークで空席待ちを行うなら、キャンセル時の手数料が一番少ない普通運賃・障がい者割引運賃・SKYビジネスの運賃種を狙ったほうがよいかもしれません。

空席待ち以外でスカイマークに乗れる確率を上げるには？

仕事や旅行で飛行機を利用する場合、到着後は目的地のホテルに宿泊する方が多いのでは？
そういった場合、航空券と宿泊がセットになったプランやツアーを利用するのがおすすめです。
スカイマークの空席照会では満席状態になっていても、セットプランなどを検索すれば、座席が残っている可能性があります。
また、場合によっては航空券と宿泊先を別々に手配するより、ツアーのほうが安くなる場合があります。
空席を確保でき、なおかつお得に予約できる可能性を秘めているのがセットプランなのです。
スカイマークには、国内ツアーを企画販売するスカイパックツアーズという関連会社があります。
スカイパックツアーズでは、自社の路線と宿泊をセットで販売しており、出発の5日前まで予約可能です。
出発当日などは予約ができないことが多いため、急な予約や航空券の購入には向いていませんが、まだ搭乗予定日までに余裕がある場合は利用を検討してみてください。
さらに、スカイパックツアーズ以外の旅行代理店でも、ホテルとスカイマークの航空券をセット販売しているケースがあります。
時間に余裕がある方は、キャンセル待ちに頼るよりも複数の旅行代理店をチェックして空席を探したほうがよいでしょう。

まとめ

今回は、スカイマークの空席待ちについて紹介しました。
大手旅行会社同様、スカイマークでも空席待ちの利用が可能です。
しかし、スカイマークの空席待ちは搭乗日当日に空港でしか受付けしていないため、基本的には早い者勝ちとなります。
どうしても空席待ちを利用しなければならないという方は、空港カウンターの営業時間をしっかり確認してから空港に向かうようにしましょう。